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大森隆男が全日本プロレス再入団へ
GET WILD直訴も社長不在で空振り…
大森の三冠王座挑戦のため全日本プロレス再入団を直訴したGET WILD
大森の三冠王座挑戦のため全日本プロレス再入団を直訴したGET WILD【全日本プロレス】

 12月14日(水)、都内にある全日本プロレスの事務所で、大森隆男と征矢学のGET WILDが記者会見を実施。秋山準の保持する三冠ヘビー級王座に挑戦を表明している大森の全日本再入団をマスコミの前で訴えた。


 ワイルドを標榜する二人らしい実に無計画な行動だ。昨日、東京スポーツ新聞社制定のプロレス大賞の選考が行われ、自分たちGET WILDが最優秀タッグチーム賞を間違いなく受賞すると思っていたという大森と征矢。受賞の連絡を心待ちにし、電話の前で待機していたそうだが、結果はノミネートすらされず。この結果に、「みんな頭大丈夫かな?」と、怒り心頭の征矢だった。


■ユー、全日本に入っちゃえばいいじゃん


 しかし、本題はここからだ。この受賞の連絡を待っている間、征矢は大森とプロレスについて談義を重ねた。その中で、話題となったのが、大森の三冠挑戦についてだった。

 先日の12.4横浜大会で大森は若手時代からのライバルである秋山に三冠挑戦を表明。しかし、武藤敬司からは「俺は所属選手にタイトルを奪い返してもらいてえんだよ。おまえは所属じゃないだろう」と難色を示されていた。ならばと、征矢が思いついたのが、大森を所属選手にしてしまうことだった。

「ユー、全日本に入っちゃえばいいじゃん?」

 征矢の訳のわからないテンションに戸惑った大森だったが、全日本への再入団に関しては大乗り気。現在はフリーで活動しているが、「秋山からも『所属じゃねえだろう』っていう返答あったし、三冠のベルトを巻いたチャンピオンとしての言葉は重いですからね」と自身が所属選手ではないことに引っかかっていた様子で、征矢からの提案は渡りに船だった。

「僕も全日本のリングはデビューしたリングで、気持ちの入るリングです。愛着のあるリングでもありますし、三冠に挑戦する条件としても(所属であることが)不可欠であると解釈しています」と語った大森。そこでこの日、全日本の事務所を訪れ、直接内田雅之社長に再入団を願い出ようとした。ところが、ここで問題が発生した。

「社長、いないじゃん」と大森。そう、この日、内田社長は事務所を留守にしていたのだ。

大森「直接的な行動を起こしますよ」

社長のデスクでワイルドをアピールするGET WILD
社長のデスクでワイルドをアピールするGET WILD【全日本プロレス】

 これに対して、「社長は必ず会社にいるというイメージがあった……」という征矢。なんと内田社長の不在を確かめずに事務所に来てしまったというのだから呆れたもの。この征矢のいい加減な行動には、「普通、こういう時は電話でアポ取ったりするだろう? それが常識じゃない……」と、大森も呆れるばかりだった。

 しかし、征矢の大森を再入団させたいという気持ちは本物だ。「ワイルド・コントラ・ワイルドに負けて、俺はワイルドを名乗れなかった時期もあります。でも、またワイルドに導いてくれたのはあなたなんですよ! いろんな団体を走り回ってきましたけど、また全日本を名乗ってもいいじゃん! 俺と一緒に全日本を名乗ろうぜ!」とマスコミの前で再度強く再入団を勧めた征矢。「今日は予定外でいなかったけど、俺は絶対に諦めない! 絶対に大森さんを全日本に入れる! それが俺のワイルドだッ!」と、何が何でも大森を再入団させるつもりだ。


 この征矢の熱意溢れる行動には、「社長がいないのは大きな盲点だったけど、考える前に動くのがワイルドだと思う」と大森も感心。「行動を起こせば確実に相手に響きます。誠意と信念をもって、再入団の意思があることを伝いえたいですね。直接会って話すことも諦めてませんし、直接的な行動を起こしますよ」と再入団に向けて、今度は自身も行動に出ることを宣言した。

「我々の行動は誰も不幸にしない。ワイルドは増幅するし、全日本も繁栄するでしょう」と自身の再入団によって、全日本も活性化するという自信も持っている。そんな大森を、「腐らない、立ち止まらない、諦めない。その心を持っていれば、必ず人に伝わるんです!」と征矢も全面的にバックアップしている構えだ。

ワイルドの心を持った大物「X」加入か!?

世界最強タッグ決定リーグでブレークしたGET WILD
世界最強タッグ決定リーグでブレークしたGET WILD【t.SAKUMA/佐藤崇】

 しかし、こんなテンションのGET WILDに対して快く思っていない選手たちもいる。先シリーズ中は船木誠勝が、GET WILDとKENSO率いる『TEAM ビチッと!』に対して、「ネタでプロレスやるな!」と批判を展開してきた。「面白くないよね。当然、ネタでプロレスやったことないよ。信念を貫き通しているだけだから」と不快感を示した大森。征矢も、「大森さんはふざけたことが大嫌いなんです!」と船木たちの批判に反論すると、再び大森も「我々が全日本のワイルド不足を解消して、起爆剤になりますよ!」と訴えた。


 この日は『40th Anniversary Year 新春シャイニング・シリーズ』の開幕戦となる1.2後楽園大会と1.3後楽園大会の追加対戦カードも発表。GET WILDは2日は未発表のXとトリオを結成し、KENSO&カズ・ハヤシの『TEAM ビチッと!』に、KENSOが「2012年、最も期待される男」と呼んだ中之上靖文を加えたトリオと対戦することになった。

 このXについて、「とんでもない大物です。インパクトのある選手を用意しています」とヒントを出した大森。Xは当日発表になるそうだが、GET WILDが連れてくる以上、「ワイルドの心を持った選手」が登場するそうだ。


 また、船木から『TEAM ビチッと!』と一括りにされているのも不満な二人。「ビチッとという言葉にはイメージがないね」(大森)、「ビチッとこないですからね」(征矢)と一緒にしてくれるなと言わんばかり。「何を企んでいるのかわからないですよね。『最強タッグ』の成績を見ても、実績を上げているわけじゃないし、インパクトがあるわけでもない。まあ、2日の後楽園でその辺は明らかになるでしょう」と、大森は『TEAM ビチッと!』攻略に自信を見せていた。


 兎にも角にも、大森が再入団するためには一刻も早く内田社長に会って、その意思を伝えることが先決。「今、僕にできることは大森さんを社長に会わせることです。さっきも連絡したんですけど、電話は繋がりませんでした」と半ば避けられているようにも見受けられるが、征矢のワイルドは止まらない。「社長はどこにいるんですか?」と広報氏に問いただした征矢。「都内のどこかにいるのではないか?」という答えを聞き出すと、大森と共に内田社長を求め、夜の街へと消えていった。

 なお、大森の再入団も気になるところだが、このシリーズには全日本と縁の深いアブドーラ・ザ・ブッチャーが4年ぶりに参戦することも併せて発表されている。こちらにも注目だ。


■全日本プロレス『40th Anniversary Year 新春シャイニング・シリーズ』

2012年1月2日(月・祝) 東京・後楽園ホール 開始12:00


【追加対戦カード】


<6人タッグマッチ>


武藤敬司、アブドーラ・ザ・ブッチャー、BUSHI

渕 正信、菊タロー(アキバプロレス)、BLACK BUSHI


<6人タッグマッチ>

KENSO、カズ・ハヤシ、中之上靖文

大森隆男、征矢 学、X


【既報対戦カード】


<世界タッグ&世界ジュニア前哨戦 6人タッグマッチ>

真田聖也、KAI、大和ヒロシ

ダーク・オズ&ダーク・クエルボ(世界タッグ選手権者/AAA)、ケニー・オメガ(世界ジュニア・ヘビー級王者/DDT)


■1月3日(火) 東京・後楽園ホール 開始12:00


【追加対戦カード】


<6人タッグマッチ>

武藤敬司、大森隆男、征矢 学

渕 正信、太陽ケア、カズ・ハヤシ


<タッグマッチ>

KENSO、アブドーラ・ザ・ブッチャー

菊タロー、X


【既報対戦カード】


<世界タッグ選手権 60分1本勝負>

[王者]ダーク・オズ、ダーク・クエルボ(AAA)

[挑戦者]真田聖也、KAI(2011世界最強タッグ決定リーグ戦優勝者)

※オズ&クエルボは2度目の防衛戦


<世界ジュニア・ヘビー級選手権 60分1本勝負>

[王者]ケニー・オメガ(DDT)

[挑戦者]大和ヒロシ

※ケニー・オメガは2度目の防衛戦

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