中日の“落合色一掃”に物申す!=ダンカンの場外アナウンスVol.173

ダンカン

中日のコーチ解任発表に「それってあり!?」

落合監督(左)、来季は他球団で指揮を執るなんてことも……!? 【写真は共同】

 先日、TBSの『オールスター感謝祭』で元中日の投手、現在バラエティプロ野球評論家(オレと同じサンスポ所属でもあります)の板東英二氏に会ったので、「来年から中日のピッチングコーチやってくださいよ!」「おう、うれしいこと言うなあ」「そりゃ、そーですよ、板東さんなら勝てないでしょう。中日を苦手としているわが阪神の救いの神ですよ!」「アハハハ……。ま、そやけどなあ」(オイオイ、一応そこは否定しときましょうよ!)さらにもう一言「だいたい、中日は70歳の高木守道監督復帰って勝つ気あるんですか?」と冗談交じりに付け加えておいたのだが……。

 その冗談が、あながち冗談にならない発表が、それから1週間後の10月6日にあったのです。
 落合監督の電撃退任発表だけでも、「なんで、優勝争いをしているこの時に???」と中日球団をいぶかしがっていたオレですが、な、な、なんとその日に、露骨すぎる落合色一掃のコーチ解任を発表したのです(すでに4日に退団を発表している石嶺打撃コーチ、高木投手コーチを含めると11人になります)。
 いくらなんでも、それってあります!? チームは優勝争いの佳境だというのに。はあ……(しばし開いた口がふさがりません)。しかし、その試合で中日は勝ち、5月30日以来の首位に立ったんですから……。中日球団は恥の上塗りもいいところ……というところですか。

落合さんの『復讐、怨念采配』を見てみたい!

 しかし、ちょいとヒドイなぁ。確かに落合さんはマスコミにしゃべらない、勝ってもお客さんを呼べない。それは見て楽しんでいただいてなんぼのプロ野球ですから、落合監督も決して良いとは思いませんよ。しかし、お客さんを呼ぶのは基本的には球団の企業努力でしょう!! 野球の現場は、「まず勝つこと」を目指すじゃありません?

 そこで、オレの提言。落合さん、そのコーチ全員を引き連れて、他球団を任されましょうよ!! たとえば横浜(気に触る横浜ファンがいたらゴメンなさい)。そして、来季の中日戦24試合をすべて執念采配、先発吉見、6回からチェンとかの誰が見ても『復讐、怨念采配』。これには昨今ないくらいにプロ野球ファンは沸くはずですよ!!

 えっ、「オレがやらなくても中日は勝てない、何しろオレが中日にいないんだもの……」なるほど、そんなオレ竜の答えが返ってきそうですが……。でも、見てーなあ『落合赤穂浪士』!!

<了>
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著者プロフィール

1959年1月3日生まれ。埼玉県出身。オフィス北野所属。お笑い芸人、俳優、放送作家。趣味は野球、釣り。特技はイラスト。たけし軍団の一員として、数々のテレビ番組で活躍。野球への情熱も熱く、熱烈な阪神ファンとして知られる。

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