落合監督退任の「2つの疑問」に迫る!=ダンカンの場外アナウンスVol.172

ダンカン

首位決戦を目前にした退任発表の狙いとは…

抜群の実績を残しながらも退任が決まった中日・落合監督 【写真は共同】

「中日・落合監督電撃退任」。先週のプロ野球界の話題と言えば、これに尽きるでしょう。
 なぜ、優勝争いを繰り広げている終盤の一番の盛り上がり時期のこの時に? さらには、なぜ後任が時代に逆行するかのような70歳の高木守道氏なのか?
 そのあたりのことを今回は芸能レポーター級の無責任さで追求してみるのだ。

 さて、まず一つ目の「なぜ、この時期なのか?」。これはもう考えられるのはただ一つです。球団が落合さんの退団を発表した22日からナゴヤドームで首位・ヤクルトとの4連戦が行われる日程だったからだと思うのだ。

 対戦前、中日はヤクルトに4.5ゲーム差に詰め寄っていたのです。よもや、この4試合すべて中日が勝利したとしたら、その差は実に0.5に……、さすがに、そんなタイミングで中日球団も退団の発表はできないでしょう。そんなこんなしているうちに、シーズンは進み、タイミングを失ってしまったんでは大ごとと考え、「よし、思い切って発表だみゃあ!!」となったのでしょう。
 しかし、皮肉(?)にも、落合中日はその日から3連勝(さすがに4つ目は落としたものの)。球団は大慌てしたことでしょう……。

70歳の高木次期監督はイチローにラブコール!?

 それにしても、8年間で日本一はあり、Bクラスは一度もない監督を中日球団も解任するとは? いくらコメントが少なくマスコミ受けが悪いとか、お客さんが減ってるとかがあるにはせよ、2007年の日本シリーズで8回まで完全試合をしていた山井大介を交代させたオレ流落合さんと、オレ流中日球団がダブってしまったおれなのだ。
 ま、勝ちたいチームはいくらでもあるので当然、落合監督に……という声は後々、他球団からかかるでしょうから、それは対中日との遺恨で楽しみなのですが、次はぜひ喋れる(監督の気持ちを代弁する役の)ヘッドコーチをつけた方がいいと思うのだ。

 そして、もう一つの『?』。「なぜ、70歳の高木さん?」。ま、これは立浪和義という大監督候補が中日にはいるけど、大監督の落合さんのすぐ後でプレッシャーでつぶれても困るという球団の配慮でしょう(スキャンダル的なものもあったので、それももう少し時間を……ということかもしれませんし)。
 で、この高木さん、「イチローが来てくれないか?」と早速、チチローさんに電話して「話しときますわ」の返事をもらったそうで……。あんたら、町内のお茶のみ友達かいな!? おっとり高木中日、楽しみだな!!

<了>
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著者プロフィール

1959年1月3日生まれ。埼玉県出身。オフィス北野所属。お笑い芸人、俳優、放送作家。趣味は野球、釣り。特技はイラスト。たけし軍団の一員として、数々のテレビ番組で活躍。野球への情熱も熱く、熱烈な阪神ファンとして知られる。

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