阪神には「なめとんのか」精神が足りない!=ダンカンの場外アナウンスVol.171
神宮決戦3連敗のせいで二日酔い!?
首位ヤクルトに4ゲーム差と迫り直接対決を迎えた阪神だったが…… 【写真は共同】
9月9日から、首位ヤクルトと4ゲーム差で迎えた神宮決戦、ここでよもやの3タテでも食らわせられればムフフフ……1ゲーム差に肉薄、慌てふためく燕たちをひっくり返すなんて火を見るよりも明らかムハハハ……という皮算用を立てていただけに、この3連敗での7ゲーム差に店中の酒が無くなるほどのヤケ酒を浴び、ついにはこの始末に……。「クソ、3日間神宮に通ったオレの時間を返しやがれウウウ……」とおえつを漏らしながら、このすでに締め切り時間を過ぎた原稿を書いています。これもすべて弱い阪神のせいです。
しかし、それにしても何で毎年毎年、阪神は第4コーナーを回った秋の気配が近づくと失速してしまうのでしょう。ある年は、13ゲームと気持ちよく首位を走っていながら大逆転を食らうなんてことまでありました。
全体的にベテラン選手が多いので、長いペナントレースとなるとスタミナ切れしてしまう? 1点を何としてももぎ取るという厳しい野球をしてきていないので、ここ一番では必ず競り負けてしまう? などなど阪神の弱点を数え挙げれば天文学的数字になってしまうので、そのすべては申しませんが、やはり一番の弱点は勝負ごとに最も必要な「てめえ、なめとんのか!!」精神の欠如だと思うのです。
マー君から伝わってきた「なめとんのか!!」精神
例えば、先日の楽天対日本ハムのマー君と佑ちゃんのプロ初対決の試合。もう初回の2人の投球を見ただけで、どっちが勝つのか? 日本中の人が分かったのではないでしょうか?
正直、俺には「楽しみです」などと笑顔でインタビューに答えるマー君とは別人のマウンド姿に見えたのです。「けっ、何がマー君佑ちゃんだぁ!? こっちはプロで60勝もしてるんだよ。新人の、140キロがせいぜいのガキと比べんじゃねーよ!!」の「なめとんのか!!」がはっきりと伝わってきていたでしょう。
4番新井は良い人過ぎるし、真弓監督は抗議もしない紳士だし……「なめとんのか!!」のけんか腰男が出現しないとこのチームはしんどいわ……。
<了>
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