テニス選手の日焼け対策とは?=杉山愛コラム「愛’s EYE」
選手時代はいつも真っ黒
現役時代は「日焼けも勲章」と思っていた杉山さんも、引退後は「白くなれ」と思いながらスキンケア 【写真:Action Images/アフロ】
ただ、これだけ日焼けに敏感なのは日本人と韓国人くらいです。私は現役時代は真っ黒に焼けていましたが、ヨーロッパの選手たちからは「いいなあ、そのタン(日焼けの色)」と、うらやましがられていました。夏にバカンスをとって、ブロンズ色に焼けた肌で秋を迎えるというのは、ヨーロッパの人にとってはステータスでもあるんですね。だから、日焼けはプラスのイメージです。ダニエラ(・ハンチュコバ:スロバキア)などもプールサイドで肌を焼いていましたが、すぐに真っ赤になってしまい、ひりひり痛そうでした。私たち日本人とは肌の質がちがうのでしょうね。
私はいつも真っ黒でしたから、日本に帰ると「このお肌、どうしましょうね。かわいそうに」と心配されるほどでした(笑)。でも、私自身は「大丈夫でしょ」と。「今しかできないことなのだから、日焼けも勲章だ」くらいに思っていましたね。ネガティブなイメージはなくて、それよりも日焼けは健康的だし、テニスプレーヤーに必要なのは健康美、というふうに思っていました。
引退後は「白くなれ」と思いながらスキンケア
私は、やるとなったら徹底してやるタイプなので、クリニークの製品が自分の体に合っているなと感じてからは、朝晩きちんとスキンケアをしています。これは少しも苦になりませんね。朝は「頑張るぞ!」と気合いを入れる感じでスキンケアをします。肌の状態がいいと、やる気も出ますよね。だからそうやって気分を上げて。そうして1日頑張ったあとは、お化粧したままバタンと倒れるのではなくて(笑)、「今日はおつかれさま」と自分へのいたわりを込めて、半身浴をしたりスキンケアしたり、「明日またよろしくね」と。白くなった自分、シミとかが消えている自分をイメージして、「白くなれ」と思いながらスキンケアをしています。
私は、自分の体調と向き合い、気持ちと向き合うことを現役の時からやってきました。だから今も、体の疲れ具合や気持ちの疲れ具合、ストレスには敏感です。肌にしても「今、乾燥しているな」とか、自分の肌が発する声を聞き逃さないようにして、それをフィードバックしています。これは選手時代に培った「感じる力」が役に立っているのでしょう。
エステももちろん効果はあるのですが、私は、まずはセルフコンディショニングがあって、プラスアルファとしてエステと考えています。頼りすぎないということですよね。テニス選手も同じです。毎日のケアとかストレッチといったセルフコンディショニングがあって、プラスアルファでセラピストのマッサージを受けるのです。肌にしても体のことにしても、自分より分かっている人はいませんよね。ですから、まずはセルフコンディショニング。そうして、自分の肌や体を知るということが大切なのかなと思います。
<了>
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