鉄人クートゥアの息子ライアンは判定負け=ストライクフォース結果
24日(金・現地時間)、ワシントン州ケントのショーウェア・センターでは、総合格闘イベント・ストライクフォース「Challengers 16 Fodorvs.Terry」が開催された。
■スタンドで優位、フォドーが判定勝ち
距離を詰めて組みつくフォドーだが、テリーは体勢を入れかえて距離を取る。フォドーの突進をいなしたいテリーは、自ら組みついてケージに押し込む。自ら距離を取ったテリーだが、フォドーのヒザをボディに受けて、右ストレートが顔面をかすめる。
前に出るフォドーのパンチを捌き切れずにパンチを受けるテリーは、組みついて攻撃を遮断するが、リズムを掴めない。両者のフックが交錯するなか、またもテリーがフォドーをケージに押し込んでから、距離を取る。フォドーは低い姿勢で組みつくが、テリーが股をすくい姿勢を崩すと、トップへ。
2R、またも前に出るフォドーの前に後退を余儀なくされるテリー。左を放つも、下がりながら出所も見えるパンチではダメージを与えることはできない。ダブルレッグで組みついたテリーは、シングルに切り替え、さらにダブルからテイクダウンを奪う。
フォドー得意のギロチンを警戒しつつ、肩固めのポジションをとったテリーは、ここは無理をせずハーフからトップをキープする。てっぽうでトップを奪いつつ、そのままスタンドに戻ったフォドー。その突進を捌けないテリーはケージ際で姿勢を入れかえても、その後につなげることができない。ヒザを入れながら前に出たフォドーも、組みついては態勢を入れ替えられてしまう。
右ワキを差して、ダブルからシングルへ移行するも、ここではテイクダウンを奪うことができなかったテリーは、ボディにヒザを受ける。ケージにフォドーを押し込んだまま、2Rを闘い終えたテリーだが、ポイントが挽回できているかどうかは微妙なところだ。
最終回、フォドーに詰められて体勢を入れかえたテリーが、再び距離を取るという、これまでと同じ展開が続くと、テリーの右がヒットする。ようやく前に出てパンチを放てるようになったテリーの急所にフォドーのヒザが直撃する。
再開後、右ローを見せたテリーは左ジャブを伸ばし、ショートアッパーをヒットさせる。テリーの左フックは空振りに終わり、フォドーの左がその顔面に届く。前に出て左を伸ばすテリーがローを受けながら左を振るい、ダブルレッグへ。ヒザで応えるフォドーに対して両差しになったテリーだが、差し返されテイクダウンには至らない。ヒザを放つ両者。互角の攻防が続くが、顔に傷が多いのはテリーだ。と、ここでギロチンを見せたフォドーだが、テリーはトップを奪い、首を引き抜いてサイド、さらにマウントへ。足を戻したフォドーだが、テリーはワキを差して、パウンドの連打を見せる。
序盤はスタンドで好印象を与えたフォドー。削り合いに勝ち終盤を有利に進めたテリー。ジャッジは30−27が2人、29−28が1人でフォドーが判定勝ちを収めた。
■スタンドで優位、フォドーが判定勝ち
距離を詰めて組みつくフォドーだが、テリーは体勢を入れかえて距離を取る。フォドーの突進をいなしたいテリーは、自ら組みついてケージに押し込む。自ら距離を取ったテリーだが、フォドーのヒザをボディに受けて、右ストレートが顔面をかすめる。
前に出るフォドーのパンチを捌き切れずにパンチを受けるテリーは、組みついて攻撃を遮断するが、リズムを掴めない。両者のフックが交錯するなか、またもテリーがフォドーをケージに押し込んでから、距離を取る。フォドーは低い姿勢で組みつくが、テリーが股をすくい姿勢を崩すと、トップへ。
2R、またも前に出るフォドーの前に後退を余儀なくされるテリー。左を放つも、下がりながら出所も見えるパンチではダメージを与えることはできない。ダブルレッグで組みついたテリーは、シングルに切り替え、さらにダブルからテイクダウンを奪う。
フォドー得意のギロチンを警戒しつつ、肩固めのポジションをとったテリーは、ここは無理をせずハーフからトップをキープする。てっぽうでトップを奪いつつ、そのままスタンドに戻ったフォドー。その突進を捌けないテリーはケージ際で姿勢を入れかえても、その後につなげることができない。ヒザを入れながら前に出たフォドーも、組みついては態勢を入れ替えられてしまう。
右ワキを差して、ダブルからシングルへ移行するも、ここではテイクダウンを奪うことができなかったテリーは、ボディにヒザを受ける。ケージにフォドーを押し込んだまま、2Rを闘い終えたテリーだが、ポイントが挽回できているかどうかは微妙なところだ。
最終回、フォドーに詰められて体勢を入れかえたテリーが、再び距離を取るという、これまでと同じ展開が続くと、テリーの右がヒットする。ようやく前に出てパンチを放てるようになったテリーの急所にフォドーのヒザが直撃する。
再開後、右ローを見せたテリーは左ジャブを伸ばし、ショートアッパーをヒットさせる。テリーの左フックは空振りに終わり、フォドーの左がその顔面に届く。前に出て左を伸ばすテリーがローを受けながら左を振るい、ダブルレッグへ。ヒザで応えるフォドーに対して両差しになったテリーだが、差し返されテイクダウンには至らない。ヒザを放つ両者。互角の攻防が続くが、顔に傷が多いのはテリーだ。と、ここでギロチンを見せたフォドーだが、テリーはトップを奪い、首を引き抜いてサイド、さらにマウントへ。足を戻したフォドーだが、テリーはワキを差して、パウンドの連打を見せる。
序盤はスタンドで好印象を与えたフォドー。削り合いに勝ち終盤を有利に進めたテリー。ジャッジは30−27が2人、29−28が1人でフォドーが判定勝ちを収めた。
ライスハウスが鉄人の息子ライアンを圧倒
鉄人の息子ライアンが大きな声援を受けてライスハウスと対峙する。右ハイを放ったライスハウスに対し、ライアンは組みついてヒザを放つ。ローが交錯し、続けてライスハウスの左ロー、右ストレートがヒット。右へ回るライアンは距離が詰まるとヒザ、左右のフックを見せる。
ライスハウスが首相撲の体勢をとっても、ヒザを突き上げたのはライアン。距離ができると、組みついたライスハウスを逆にケージに押し込んだライアンが、父親譲りの寄りをみせる。ケージ際で幾度となくポジションを入れかえた両者。距離を取り直すと、ライアンが蹴り足を掴まれてテイクダウンを許す。残り20秒で立ち上がったライアンはライスハウスをケージに押し込んだ体勢で、1R終了のホーンを聞いた。
2R、右を回るライアンが前に出てくるところをライスハウスがパンチを見せる。怒涛の寄りからケージにライスハウスを押し込むも、テイクダウンできない。
ならばとローと左ジャブを多用し、様子見のファイトに。足を使い続けるライアンを追いかけるライス。互いの位置を変えてなお、距離感は変わらない。ライアンにダブルレッグでドライブされたライスハウスがボディへヒザを見せるなど優勢に試合を進めた。
ライスハウスの左のカウンターを顔面に受けたライアン。さらにスーパーマンパンチからミドル蹴りを受けて、明らかに動きが鈍くなる。最終回、ローや横蹴りを見せたライアンは、距離を詰めてバックに回り込む。向き合ってケージにライスハウスを押し込むも、自ら距離を取ったライアンは、右をヒットさせるが、試合のリズムを変えるような攻撃はできない。
ライスハウスは左ハイ、組んでからヒザ、離れ際の右フック、左ハイと手数でライアンを圧倒する。と、蹴り足を払ってテイクダウンに成功したライスハウスが、トップを奪う。ガードから蹴り上げを狙い、ヒールを仕掛けたライトハウスが、残り1分を切っても優勢に試合を進める。残り30秒、ケージレスリングでもつれ合う。最後は距離を取った両者は、そのまま15分の闘いを終えた。ジャッジの裁定は3者とも29−28でライスハウスに凱歌があがった。
ライスハウスが首相撲の体勢をとっても、ヒザを突き上げたのはライアン。距離ができると、組みついたライスハウスを逆にケージに押し込んだライアンが、父親譲りの寄りをみせる。ケージ際で幾度となくポジションを入れかえた両者。距離を取り直すと、ライアンが蹴り足を掴まれてテイクダウンを許す。残り20秒で立ち上がったライアンはライスハウスをケージに押し込んだ体勢で、1R終了のホーンを聞いた。
2R、右を回るライアンが前に出てくるところをライスハウスがパンチを見せる。怒涛の寄りからケージにライスハウスを押し込むも、テイクダウンできない。
ならばとローと左ジャブを多用し、様子見のファイトに。足を使い続けるライアンを追いかけるライス。互いの位置を変えてなお、距離感は変わらない。ライアンにダブルレッグでドライブされたライスハウスがボディへヒザを見せるなど優勢に試合を進めた。
ライスハウスの左のカウンターを顔面に受けたライアン。さらにスーパーマンパンチからミドル蹴りを受けて、明らかに動きが鈍くなる。最終回、ローや横蹴りを見せたライアンは、距離を詰めてバックに回り込む。向き合ってケージにライスハウスを押し込むも、自ら距離を取ったライアンは、右をヒットさせるが、試合のリズムを変えるような攻撃はできない。
ライスハウスは左ハイ、組んでからヒザ、離れ際の右フック、左ハイと手数でライアンを圧倒する。と、蹴り足を払ってテイクダウンに成功したライスハウスが、トップを奪う。ガードから蹴り上げを狙い、ヒールを仕掛けたライトハウスが、残り1分を切っても優勢に試合を進める。残り30秒、ケージレスリングでもつれ合う。最後は距離を取った両者は、そのまま15分の闘いを終えた。ジャッジの裁定は3者とも29−28でライスハウスに凱歌があがった。
ラーキンがヴィレンテ下しMMA12連勝
右ローを伸ばすヴィレンテがテイクダウンの機会を伺う。左右に動くラーキンだが、一発もパンチを見せることなく、ダブルレッグでテイクダウンを許す。ハーフから鉄槌(てっつい)、エルボーを落とすヴィレンテに対し、意外にもハーフからスイープを狙う。
トップをキープするヴィレンテだが、なかなかパスを奪えない。ケージに近づきながら、右エルボーを集中させた。ラーキンはワキを差して、柔術立ちからスタンドへ戻ろうとするが、ヴィレンテに密着されてトップをキープされたまま。ならばとラバーガードを見せる。頭が下がって、効果的なパウンドを落とせないまま、1Rが終了した。
2R、ラーキンはスピーディな左ロー、ミドル。右から左、さらに右前蹴りと踏み込みの鋭い打撃を繰り出す。スイッチして、前蹴りから距離を詰めたラーキンだが、蹴り足を掴まれ、ケージに押し込まれてしまう。太腿に鉄槌を落とすラーキンは、ケージを背にして組まれながら、鋭い右ローを放つ。さらにヒザを突き上げ、距離がデキると覆い切りアッパーを見せ、さらに首相撲から跳び上がってヒザを見せる。
ヴィレンテも右ハイ、右ミドルを見せるも、ラーキンの左右のローに動きが鈍くなる。右ローに前に出られなくなったヴィレンテは、ラーキンの右、さらに右ハイを受けそうになる。ラーキンの右ローが2度、ヴィレンテの急所を直撃する。
ここでインターバルが与えられ、再開後にラーキンがスイッチからジャンピングの蹴りを見せたところで2Rが終了する。勝負の3Rはいきなりヴィレンテが、相手の指が右目に入ったとアピールして中断する。再開後、右ハイを蹴り込んだヴィレンテだが、距離が遠い。オーソから左右のローを蹴り込むラーキンも、サウスポーから右ジャブを連続で伸ばすが、クリーンヒットはない。
左ジャブ3つから、続けて放った右がヴィレンテの顔面を捉えたラーキン。手数は圧倒的にラーキンが多い。ヴィレンテのシングルレッグを苦もなくディフェンスしたラーキンのジャブが相手の顔面を襲う。
互いにスーパーマンパンチを放つも、距離が甘くヒットはない。残り45秒を過ぎ、距離をコントロールするラーキンに対し、懸命にローを蹴り込むヴィレンテ。残り10秒で切ってラーキンがダブルレッグでテイクダウンを奪い、試合はタイムアップに。2R、3Rと奪い返したラーキンがMMA12連勝を飾った。
トップをキープするヴィレンテだが、なかなかパスを奪えない。ケージに近づきながら、右エルボーを集中させた。ラーキンはワキを差して、柔術立ちからスタンドへ戻ろうとするが、ヴィレンテに密着されてトップをキープされたまま。ならばとラバーガードを見せる。頭が下がって、効果的なパウンドを落とせないまま、1Rが終了した。
2R、ラーキンはスピーディな左ロー、ミドル。右から左、さらに右前蹴りと踏み込みの鋭い打撃を繰り出す。スイッチして、前蹴りから距離を詰めたラーキンだが、蹴り足を掴まれ、ケージに押し込まれてしまう。太腿に鉄槌を落とすラーキンは、ケージを背にして組まれながら、鋭い右ローを放つ。さらにヒザを突き上げ、距離がデキると覆い切りアッパーを見せ、さらに首相撲から跳び上がってヒザを見せる。
ヴィレンテも右ハイ、右ミドルを見せるも、ラーキンの左右のローに動きが鈍くなる。右ローに前に出られなくなったヴィレンテは、ラーキンの右、さらに右ハイを受けそうになる。ラーキンの右ローが2度、ヴィレンテの急所を直撃する。
ここでインターバルが与えられ、再開後にラーキンがスイッチからジャンピングの蹴りを見せたところで2Rが終了する。勝負の3Rはいきなりヴィレンテが、相手の指が右目に入ったとアピールして中断する。再開後、右ハイを蹴り込んだヴィレンテだが、距離が遠い。オーソから左右のローを蹴り込むラーキンも、サウスポーから右ジャブを連続で伸ばすが、クリーンヒットはない。
左ジャブ3つから、続けて放った右がヴィレンテの顔面を捉えたラーキン。手数は圧倒的にラーキンが多い。ヴィレンテのシングルレッグを苦もなくディフェンスしたラーキンのジャブが相手の顔面を襲う。
互いにスーパーマンパンチを放つも、距離が甘くヒットはない。残り45秒を過ぎ、距離をコントロールするラーキンに対し、懸命にローを蹴り込むヴィレンテ。残り10秒で切ってラーキンがダブルレッグでテイクダウンを奪い、試合はタイムアップに。2R、3Rと奪い返したラーキンがMMA12連勝を飾った。