「特別試合」とはなんぞや!? =ダンカンの場外アナウンスVol.162

ダンカン

来年の交流戦前に1試合実施予定

交流戦も今年で7年目。オールスターと合わせて、セ・パの対戦も新鮮味に欠けてきた!? 【写真は共同】

 来年、交流戦開幕の直前に、NPBは「特別試合」を1試合実施するそうである。
 まぁ、要するにNPBな赤字なので、試合数を少しでも増やしましょう(今年のオールスターも10年ぶりに3試合やります)ということなのでしょう。
 ま、それは、背に腹はかえられず事業をする者としては、仕方のない選択だと思いますが……。

 この特別試合の「特別」とはいったい何なのだろう?
 公式戦144試合(うちセ・パ交流戦が各チーム24試合)、クライマックスシリーズがあって、日本シリーズ、当然オールスターもあるし、再来年には第3回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)もあるので、もう野球、野球、野球の雨嵐……。

 少々冷めた意見を述べると、交流戦も今年で7年目となり、これといった新鮮味に欠けるところもあるし……。それでも、真剣勝負なので野球自体は面白いのは事実である。
 しかし、その弊害? というのか、オールスターで今さら、両リーグの顔見世興行のような試合を見せられるのもねぇ……。
 
 と、文句を言う場じゃないんですよね。そう、今回は、『特別』とはなんぞや!? についてなのだ。
 特別というからには、今まで野球ファンが目にしたことのないモノでなければいけません(モノであって欲しい)。かといって、人気者の斎藤佑ちゃんに、ピッチャーから始まって、イニングごとに捕手、一塁、二塁……と9つのポジションすべてを守らせるというのも違うだろうし……。(ま、その前にやりませんよね)

「特別」なチーム編成を考えてみた

 特別なのだから、思い切って対戦する1チームは、こんなメンバーはどうだろう?
 投手・石井一、捕手・城島、一塁・中村紀、二塁・岩村、三塁・井口、遊撃・松井稼、左翼・田口、そう、アメリカ帰りの集団です。ちなみに、中堅はカブスから福留、ライトはマリナーズからイチローを緊急で呼ぶというまさに特別試合なのだ。いかがでしょう?

 それより少々スケールは小さくなりますが、セ・リーグからパ・リーグに移った選手で1チーム、その逆で1チームなんてのもあるんじゃないですか? いずれにしろ、特別なのだからファンが「それ見て〜!!」と舌なめずりする企画の試合にならないとソッポ向かれかねませんよ!! なんなら、企画会議にオレを呼んでくださっても構いませんけど……ね。

<了>
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著者プロフィール

1959年1月3日生まれ。埼玉県出身。オフィス北野所属。お笑い芸人、俳優、放送作家。趣味は野球、釣り。特技はイラスト。たけし軍団の一員として、数々のテレビ番組で活躍。野球への情熱も熱く、熱烈な阪神ファンとして知られる。

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