2戦連続の快走! 可夢偉、トップチーム移籍の可能性は!?=F1
現在の評価は「おそらく7〜8番手」
劇的な優勝に歓喜するバトン。可夢偉が表彰台に立つ日は来るのか? 【Getty Images】
F1解説でおなじみのノバエンジニアリング・森脇基恭氏は、「現状の可夢偉のドライバーとしてのパドック内での評価は、おそらく7〜8番手」と語る。レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、ルノー、メルセデスといった、コンストラクターズ選手権でザウバーより上位にいるチームのドライバーだけでも10人はいるのだから、可夢偉の評価が関係者の間でもわれわれの期待通りの位置にあることは、もはや間違いない。
冷静に考えれば、トップチームの陣容は固まっており、シートが空く可能性は少ない。「もしも可能性があるとすれば、フェラーリだが……」と森脇氏は語る。
なかなかF1への扉が開かれず、苦境に身を置いていた数年前の可夢偉は、自らの力で数少ないチャンスをモノにして、今のポジションへとはい上がって来た。そんな可夢偉をもってしても、上位チームへの移籍はこれまでの道のり以上に難しく、高いハードルかもしれない。そんなことは百も承知の上で、それでも期待せずにはいられない。
昨年アロンソを抜き、一躍名を挙げたバレンシアで、可夢偉はどんな戦いを見せてくれるだろうか。