もしかして地味? 今年のプロ野球=ダンカンの場外アナウンスVol.161
子どもたちを「ウキウキ」させるホームラン
2戦連続のサヨナラ本塁打を放った中日の平田(右)。ホームランが、観客を盛り上げるのも確かなんですよねぇ 【写真は共同】
そいつは、オレと同世代で、オレのように毎日プロ野球に熱中しているわけではないにせよ、少年時代からごく一般的に、夜になったらナイター中継を楽しんでいた男(ザ・ドリフターズの『8時だヨ! 全員集合』など子ども向けの人気番組がある場合は、そちらが優先という、これまた一般的少年の典型でありました)なのです。
ま、そーいうことだから日本の狭い球場でホームラン乱発なんていう昨年迄のプロ野球状況も知っているはずなのに……。それでも、いざ本格的に飛ばない統一球の影響を受け、ホームランなどが激減すると、そー思ってしまう……。それが、普通のプロ野球ファンの気持ちなのかなあ? と思ったのだ。
確かに、メジャーの名門ニューヨーク・ヤンキースはかつて、ベーブルースのホームランに熱狂したいために左打者のルース用にライトフェンスを前に出した変型球場を造ったし……。
あ、そうだ。わがたけし軍団のグレート義太夫くんがプロ野球を好きでない理由は、少年のころ初めて父親に連れて行ってもらった神宮球場の試合が0−0でずーっと進み、最後は相手のパスボールの1対0のサヨナラゲームで「なーんもウキウキしなかった」と言うのだから。それは極端な例にせよ、とくに子どもたちはホームランを見たいのだろうね?
こんな提案はいかがでしょう!?
でも、オレが思っても、広島の46試合で13ホーマーは、このペースだと年間41本弱(ちなみに昨年のチーム年間最低アーチは北海道日本ハムの91本、最高は巨人の226本)。これじゃ子どもたちや義太夫くんどころか一般のファンも寂しい気がするなあ……。
と、言って昨年迄の飛ぶボールに戻すというのは絶対に駄目だし……。よーし、こうしましょう。1試合約100球ぐらい試合球を使うんですよ。そのうちの10分の1、10球は「当たり」ということで、昨年迄の飛ぶボール! お互いどこで登場するか分からないし、「運も実力のうち」ということで、今回は丸く収めましょう。(収まってねーよ!!)
<了>
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ