最終戦で復帰の香川「あのピッチに立てて幸せだった」=ブンデスリーガ第34節 日本人選手の通信簿
最終戦の大歓声の中復帰
2−1になってからは2万5000人が入るゴール裏スタンドが香川真司の応援歌を何度も口にし、1月のアジアカップでの負傷後、初めてベンチ入りした香川の出場を求める。大歓声の中、後半43分から右MFとしてピッチに入った香川は、相手ディフェンスラインの裏を目掛けて積極的に飛び出す。2度オフサイドを取られたが、後半ロスタイムに右サイド裏のスペースにパスを出し、チーム3点目となるバリオスのゴールの起点となった。
「サッカー選手にとっては本当にうれしい、最高の瞬間」
――ベンチ入りを聞かされたのはいつ?
先週の時点で、監督には「来週の試合ではベンチに入れようと思っている」と言われていて。すごくうれしかったし、自分もあきらめていなかったので、それを目指していました。
――ウォーミングアップ中にはファンが何度も「シャラララ、シャラララ、カーガワ、シンジ」と歌っていました
今日は、デデ(前回のリーグ優勝時の中心メンバーで、今季終了後に退団)の試合だったり、ヌリ(シャヒン
。ユース出身で、今季終了後にレアル・マドリーに移籍)の試合だったり、チームが優勝した凱旋(がいせん)試合でもあったから、おれが出てもあまり良くないのかなと思っていた。だけど、あれを聞いた時は、サッカー選手にとっては本当にうれしい、最高の瞬間でした。
――短い時間プレーした時の感覚は?
もう、いけいけムードだったので、おれも点しか狙っていなかった。ただ、2回ともオフサイドになっちゃった(笑)。だから、ちょっと早く出過ぎたというのは自分でも分かるんだけど、でも、あのピッチに立てて幸せでした。
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌):出時間短く評価なし
平均2.62点はリーグ2位の成績
・『ビルト』紙(全国紙):出場時間短く評価なし
平均2.47点で全選手の中で2位
※ドイツの採点方式では1が最高、6が最低点