アウクスブルクの細貝、昇格確実「素直に喜びたい」=ブンデスリーガ第33節 日本人選手の通信簿

ミムラユウスケ

クラブ史上初の昇格が確実に

1部昇格を確実にし、喜ぶ細貝(右)らアウクスブルクの選手たち 【写真:アフロ】

 第32節終了時点で2部の2位につけるアウクスブルクは8日、1部昇格を懸けてFSVとのホームゲームに臨んだ。細貝は戦術的な理由でベンチ入りメンバーから外れ、ピッチの外から試合を見守ることになった。

 昨季は3位に入り、入れ替え戦で敗れたアウクスブルクは、3万660人の観衆の後押しもあり、主導権を握って戦いを進めた。前半3分に失点を許すものの、14分にはすぐさま同点に追いつく。その後は決定力不足と相手の守備に苦しんだが、後半40分に勝ち越しゴールを決めて2−1で勝利。1試合を残して3位ボーフムとの勝ち点差は3だが、得失点差で20点上回っているため、悲願である初の1部昇格を確実なものとした。

監督は自分のことを評価している

――昇格については?

 自分に関しては今日はベンチにも入っていないので、何とも言えないんですけど、このチームは1部に上がることが目標だったし、昇格をほぼ決められたということは大きなこと。とにかく、1部でできるという位置を確保したわけですから、それは素直に喜びたいです。その上で、自分が出られない状況だとかはしっかり受け止めて、今シーズンは残り1試合ありますし、そこに向けて、また努力したいなと思っています。

――けがでもないのにベンチから外れたことについて、監督から具体的な説明は?

 説明はしてもらいましたけど、それは自分の中にしまっておこうかなと思います。ただ、監督は自分のことを評価してくれているし、まだ1試合あるので、そこに向けて頑張るしかないなと思っています。

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著者プロフィール

金子達仁氏のホームページで募集されていた、ドイツW杯の開幕前と大会期間中にヨーロッパをキャンピングカーで周る旅の運転手に応募し、合格。帰国後に金子氏・戸塚啓氏・木崎伸也氏が取り組んだ「敗因と」(光文社刊)の制作の手伝いのかたわら、2006年ライターとして活動をスタートした。そして2009年より再びドイツへ。Twitter ID:yusukeMimura

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