“平成の借金王”安田忠夫、引退試合は天龍と=進歩のない日本プロレス界から「おさらばします」
引退に追い込まれた理由は「KY」!?
しかし、その理由とは別に、安田自身は「天龍さんとやってやり尽くせば、思い残すことない。日本とおさらばできる」とプロレスへの未練を残すことはないと話す。今回、ブラジルで相撲を指導するという機会を与えられ引退することになったが、実際、日本のプロレス業界自体にもあきあきしていた。
「人の批判はできる立場じゃないのですが、いかんせん、30年前のプロレス、40年前のプロレスをやって、未だにお客さんを呼んでいるのが、非常に進歩がないなと。良い物は残していいと思うのですけど、新しいものを取り入れて行かないと」と業界への苦言を呈した。
競馬場で鍛えたスタミナで3試合こなす!
「試合の出番の前に安田がポツリと、『天龍さん、こんなことレスラーがやることじゃないよ』とぼやいたんです。やっぱり、彼の中で感じるものがあったのかなと。それを安田忠夫が発したということが印象に残っている」と、“プロレスラー・安田忠夫”の信念が垣間見えたエピソードを話した。ただ付け加えで、「千代の富士の悪口をさんざん言っていた」という言葉には、安田はあせり顔で止めに入った。
引退興行では、オープニングで曙とのシングルマッチ、セミファイナルではZERO1の大谷晋二郎と組んで“帝王”高山善廣&“世界一性格の悪い男”鈴木みのる組とのタッグマッチ、そしてファイナルで天龍とのシングルマッチと3試合をこなすことになる。スタミナが気になるところだが「大丈夫ですよ。僕はスタミナあります。普段はセーブしてますけど、全力出すときは出します」と応じると、となりの天龍も「ボートレースの舟券売り場とか、競馬場の馬券売り場とか、あんな広いところを駆け上がって、発走時間に間に合うんだからたいしたもんだよ。あんな広い中走り回っているのは、安田と競走馬だけ」とレスラーとは違う部分で鍛えた体力に太鼓判を押した。
本番に向けて「悔いを残すつもりはないんで、そのように準備したつもり」と語る安田。1日3試合のハードスケジュール、強敵との戦いだが、「自信がなかったらやらないでしょ」と、最後のリングで底力を見せる準備はできている。
2月4日(金)東京・後楽園ホール 開場18:30 開始19:00
<第5試合 安田ラスト・マッチ>
安田忠夫
天龍源一郎
<第4試合 安田記念タッグマッチ>
安田忠夫、大谷晋二郎
高山善廣、鈴木みのる
<第3試合 タッグマッチ>
田中将斗、佐藤耕平
金村キンタロー、吉江豊
<第2試合 タッグマッチ>
嵐、維新力
ヒロ斎藤、長井満也
<第1試合 オープニングマッチ>
安田忠夫
曙
■イベントの詳細は下記のブログ参照
http://yasudatadao.cocolog-nifty.com/blog
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