ユライアが水垣に快勝、UFC王座挑戦を視野に=WEC52
コク、代役リベイラにハイキック一閃
コク(右)の左ハイがズバリとヒット! 【ZUFFA】
エリック・コク(米国)
Def.1R1分36秒/TKO
フランシスコ・リベイラ(米国)
低いサウスポーの構えから、左ハイ、左ローを放っていくコク。続く左ミドルにリベイラは右ミドルを返していく。右ジャブを打ち込み、すっとバックステップで下がるコクは、冷静にリベイラのパンチを見切る。
右ロー、右ハイと蹴り技で対抗するリベイラだったが、左フックを放つと同時にコクの左ハイキックがその顔面を打ち抜く。後方に倒れ込んだリベイラが、背中を向けコクの鉄槌を浴びるとレフェリーが試合をストップ。本来の対戦相手グリスピが、UFC併合により、チャレンジャーに昇格したことで、貧乏くじを引くかと思われたコクだが、ハイキック・フィニッシュで強烈な印象を残すこととなった。
ベナビデス、ファビアーノをギロチンで撃破
ベナビデス(下)が柔術黒帯からギロチンで一本 【ZUFFA】
ジョセフ・ベナビデス(米国)
Def.2R2分45秒/ギロチンチョーク
ヴァグネイ・ファビアーノ(ブラジル)
互いに慎重な立ち上がりのなか、まずは近距離でベナビデスが左右のフックを放つ。続いて放った左ハイをしっかりとブロックしたファビアーノ。両者のフックが交錯すると、ベナビデスが距離を取る。
右ハイを放った際にスリップし尻もちをついたベナビデスだが、すぐに立ち上がる。大きく肩を振りながら前に出るベナビデスに対し、ファビアーノは見る時間が長く手数が少ない。
すると、左ミドルを見せたファビアーノをケージに詰めたベナビデスが左右のフックを放つも、クリーンヒットにはならない。残り1分を切り、初めて組みついたベナビデスは、離れ際にフックを見せる。両者、効果的な動きの少ない初回は手数でベナビデスのラウンドとなった。
2R、左ストレートを放ちながら前に出るベナビデスは、ローの相打ちで尻もちをついたファビアーノにパウンドを落とす。ガードからシングルを仕掛けたファビアーノにギロチンを仕掛けたベナビデスは、有利な態勢をキープし立ち上がると、再び組みついてきたファビアーノに再度ギロチンを仕掛ける。
ファビアーノは首を取られながらトップを奪い返すと、ハーフから静かにパスに成功。サイドコントロールのファビアーノに、ベナビデスは肩ブリッジから立ち上がる。簡単にポジションを譲ったファビアーノは、直後に組みついていくがスピードがなく、ベナビデスはがっちりとギロチンの態勢に。ノヴァウニオンの黒帯柔術家は、直後に力なくタップした。
「世界戦で5Rを経験したことで、3Rはとても戦いやすかった」と語るベナビデス。惜敗に終わった8月の王座挑戦の敗北を糧に、UFC統合前最後の試合で成長した姿を見せつけた。
現地時間11月11日(木)米国ラスベガス ザ・パール
<第11試合 バンタム級/5分3R>
○ユライア・フェイバー(米国)
(1R4分50秒 リアネイキドチョーク)
●水垣偉弥(日本)
<第10試合 フェザー級/5分3R>
○チャド・メンデス(米国)
(3R終了 判定)
●ハビエル・バスケス(米国)
<第9試合 フェザー級/5分3R>
●フランシスコ・リベイラ(米国)
(1R1分36秒 TKO)
○エリック・コク(米国)
<第8試合 バンダム級/5分3R>
○ジョセフ・ベナビデス(米国)
(2R2分45秒 ギロチンチョーク)
●ヴァグネイ・ファビアーノ(ブラジル)
<第7試合 バンタム級/5分3R>
○デメトリオス・ジョンソン(米国)
(3R2分27秒 ギロチンチョーク)
●ダマッシオ・ペイジ(米国)
<第6試合 フェザー級/5分3R>
○ハファエル・アスンソン(ブラジル)
(3R終了 判定)
●LC・デイビス(米国)
<第5試合 ライト級/5分3R>
○アンソニー・ジョクアーニ(米国)
(2R4分54秒 TKO)
●エドワード・ファーロロット(米国)
<第4試合 ライト級/5分3R>
●ザック・ミッケルライト(米国)
(1R53秒 TKO)
○ダスティン・ポワリエ(米国)
<第3試合 バンダム級/5分3R>
●クリント・ゴドフレー(米国)
(1R2分42秒 腕十字固め)
○マイケル・マクドナルド(米国)
<第2試合 フェザー級/5分3R>
○カブ・スワンソン(米国)
(3R終了 判定)
●マッケンス・セミザール(米国)
<第1試合 フェザー級/5分3R>
●ブランドン・ヴィッシャー(米国)
(3R終了 判定)
○イーブス・ジャボウィン(カナダ)