U18日清食品 関東ブロックリーグ2024 女子 大会レポート 菊地志歩「チームを救える選手になりたい」前橋市立前橋(群馬県)
【©U18日清食品リーグ】
そのオフェンスの中心となる戸塚妃莉選手は8月下旬に行われた「日・韓・中ジュニア交流競技会」にも出場した世代屈指のスコアリングガードで、前橋市立前橋においても絶対的なエースです。しかし、「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」はホーム&アウェーのリーグ戦による長丁場の戦いで、ベストメンバーで戦えない試合が出てきます。実際、昌平(埼玉県)との試合で前橋市立前橋は戸塚選手を欠いて戦うこととなり、得点力不足が響いて47-88で敗れました。
チーム状態がどんなものであれ試合に敗けるのは悔しいものですが、攻撃の起点となるエースが不在だからこそ、どの選手もいつも以上の責任を背負ってチャレンジし、強豪チームを相手に下級生が多くのプレータイムを得ながら1試合を戦い抜きました。スコアが示すように思い通りにいかないことも多々ありましたが、成功も失敗も貴重な経験となります。
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菊池選手は自身の持ち味を「3ポイントシュートと、2対2からクイックで放つジャンプシュートです」と語ります。また、相手ディフェンスが3ポイントシュートを止めようと詰めてくると、その隙をついてゴール下へのドライブを仕掛ける思い切りの良さも持ち合わせています。
インターハイの京都精華学園戦で自分の思い切りの良いプレーが通用したことで得た自信は、「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」の試合を重ねる中でより大きなものになっています。1年生で荒削りの部分はありますが、インサイドの選手のスクリーンを上手く使ったコンビプレーもこなせるようになり、シュート力だけでなく視野の広さと判断力の成長も目立ちます。
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1年生が上級生に頼るのは当たり前のことですが、頼ることのできない状況を経験することで初めて得られる刺激もあります。「まずはディフェンスで1対1でしっかり相手を止めて、そこから持ち味である3ポイントシュートとかジャンプシュートでたくさん得点を取りたいです。相手の大きい選手がスイッチして自分のマークに付いても、もっと良い判断をして攻められるようになりたいです」
「前橋市立前橋はディフェンスからすぐに攻撃に切り替える、『走るバスケ』のチームです」と菊池選手は言います。そのチームのスタイルに自分の得意なプレーを組み合わせて得点を増やす姿をイメージしながら、「U18日清食品 関東ブロックリーグ2024」を戦う中で日々成長を続けています。
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