ルクセンブルク監督「ブランは新しい何かをフランスにもたらしている」=ユーロ2012予選

ルーマニア戦で快勝したフランスは、中2日でルクセンブルク戦に臨む 【写真:ロイター/アフロ】

 フランスは9日に行われたユーロ(欧州選手権)2012予選のルーマニア戦に2−0で勝利し、グループ首位に躍り出た。12日には、隣国ルクセンブルクをメッツに迎える。
 ルクセンブルクはここまでのところ、1分け2敗でグループ最下位に沈む。だが、8日のベラルーシ戦はスコアレスドローに終わったものの、善戦を見せた。リュック・ホルツ監督は記者会見で、「フランス戦は守り中心でいく。ベラルーシ、ルーマニアは4−4−2でフランスを苦しめていたので参考にしたい。ベラルーシ戦での選手たちのプレー、精神力、意気込み、統制には大変満足している。われわれはフランスより1日多く休息できたので、その差も大きい」と、格上相手にも希望をのぞかせた。

 敵将はまた、ローラン・ブラン監督について「新しい何かをフランス代表にもたらしていると思う。それが今、徐々にピッチ上で表れている。特に集団に基礎を置いている。サッカーは18人または23人だけでなく、スタッフも含めた集団プレーなのだと。これはフランス代表に将来、大きな実をもたらすだろう」と語った。

 一方のブラン監督は試合前日の記者会見で、「勝ち点3を取りにいく」意気込んだ。以下は、ブラン監督の記者会見での談話。

勝利したことで選手たちの回復力が早まった

――選手たちの体調はどうか?

 中2日の試合で、選手たちは疲れていないとは言えないが、勝利したことで彼らの回復力が早まったと思う。今は全員が万全な状態で、早くプレーをしたいと意気込んでいる。

――ディフェンを変更する予定は?

 ディフェンスラインが、ルーマニア戦から変更しない唯一のセクターになると思う。ディフェンスは共に補完し合ってプレーをするため、組む相手をよく知らなくてはならない。また先の試合での彼らの働きには満足している。2試合(ボスニア・ヘルツェゴビナ戦、ルーマニア戦)で無失点だからね。よって、変えるつもりはない。もちろん細かい修正点はいくつかあるとは思う。

――2トップにする予定は?

 4トップもあるさ! ルクセンブルクは固まってラインを狭めてくるだろう。アタッカーが寄り集まるとスペースが少なくなる。素早く後方から来て攻撃する多くのアタッカーを並べて入れて、よりチャンスがあるとは思わない。前にとどまると渋滞になるからね。

――この試合には辛抱強さが必要か?

 焦らず辛抱しなくてはならない。ルクセンブルクはベラルーシ戦ではそのように戦っていた。彼らは同じ方法で来ると思う。理想的なプレーは素早く前へ出て、サイドを空け、特に素早くシュートすることだ。

――若手をプレーさせる良い機会だと思うか?

 例えば、あと残り2試合で2位のチームに勝ち点5差があれば、それも可能だと思う。だが、この試合は勝ちにいくつもりだ。試合を“プレゼント”するつもりはない。ルーマニア戦に勝利した。次のルクセンブルク戦でも勝ち点3を挙げる。

<了>

ユーロ2012予選 TV5MONDE

TV5MONDE Japonでは、フランスリーグ、フランス代表の試合などを放送している 【TV5MONDE Japon】

 TV5MONDE Japon(フランス語国際放送)では、ユーロ(欧州選手権)2012予選のフランス代表のホームで行われる全試合を生中継で放送します。

フランス対ルクセンブルク
10月13日(水)午前3時50分

Windows、Macのパソコン上にて、フルスクリーン高画質でご覧いただけます。1200円/月で登録後、すぐ視聴可能。試合放送時間と対戦カードおよび詳細情報は、日本公式サイト・サッカーページをご覧下さい。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント