ミラン加入のボアテング「インテルを恐れてはいない」=ACミラン公式サイト・インタビュー

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ミランに新加入したガーナ代表MFのケビン・ボアテング 【Getty Images】

 多くを学ぶために大きな決断をしたガーナ代表のケビン・プリンス・ボアテング――。ポーツマスからジェノアを経て、期限付き移籍でミランに新たに加入したMFは20日、ミラネッロで行われた公式会見で初めて公に姿を表した。
 以下は、記者会見でのコメント。

ロナウジーニョが和ませてくれた

――ロッソネーリ(ミラン)の一員になっての感想は?

 すべてのフットボーラーが思っているように。僕もミランは世界最高のクラブの1つだと思っている。チームメート、コーチングスタッフがまるで大きな家族のように僕を歓迎してくれた。それと、ミラネッロ・スポーツセンターがとても印象的だった。今までに見たことがないような施設だったから、とても衝撃的だったよ。あそこには必要なものが何でもあるね。イタリアに来て1週間が経つけど、ミランではまだ2、3日しか過ごしていない。まだ覚えることは多い。
 ミランに来る前は、多くのスタープレイヤーに会うことにとても緊張していた。でもチェンジングルームに入った時、ロナウジーニョがまるで家にいるかのように和ませてくれたおかげで、チームにとても簡単に溶け込めたよ。

――自身の性格については?

 あなた方は専門家ですから、僕自身がどんなプレーヤーであるかはあなたたちが判断して下さい。試合を見てから、監督やファンのみんなに僕自身の強さや弱さを見てもらうことが正しいと思うよ。

――ミランでの目標について

 僕にとってはミランにどうやって来たのかではなく(ボアテングはポーツマスからジェノアに移籍し、直後にミランへの期限付き移籍が決まった)、僕自身のプレーが戦えるレベルだと納得させる必要があると思っている。ミランのように大きなクラブでは全員がそう感じているだろうね。

――自身のフィットネスは?

 休暇中、ポーツマスから新しいチャレンジをするのを認識していたこともあって、すぐに合流できるように準備を進めていた。今は(コンディションが)90%位だ。プレーをする時には100%の状態まで持っていけるよ。

――ジェノアから期限付きでの移籍となったが

(ミランのスポーツディレクターである)アリエド・ブライダから状況を説明されたけど、どうやって来たのかはそこまで重要でなく(ミランはシーズン終了後に買い取りオプションを行使することになっている)、重要なのは僕はミランの選手だということだ。

右、左関係なくプレーできる

――ポジションについて

 監督は、僕がほかのポジションをどうやってカバーできるのかということも既に知っている。選手にとって優先的な希望はあるけれど、監督が何を求めるかが一番重要だよ。僕は右、左関係なくプレーできる。(このユーティリティー性のおかげで)チームにすぐに適応できるだろう。(ポジションを得るため)毎日100%の努力をすることだけだ。

――中盤のポジション争いについて

 特に恐れてはいないよ。なぜなら、ミランのようなチームでポジション争いは重要なことだからね。ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフのような有名選手から学べることはとても多い。彼らは尊敬すべき素晴らしい選手たちだ。ハードにこなして僕の価値を証明するよ。

――インテルとのタイトル争いについて

 昨シーズンのインテルは素晴らしかったけれど、何も恐れてはいない。ミランに来てチームを見る限り、ここには素晴らしい選手がたくさんいる。100%の力を発揮できればうまくいくだろうね。怖くはないよ。

――自身の過去について

 僕の過去に起こったことについては、調べればすぐに分かることだよ。僕は今、ここに新たな気持ちでいる。誰もが失敗はするものだ。判断をする前に、僕に1年か2年の時間を与えてくれと言いたい。ミランで過ごす時間は、僕のキャリアにとって大きなステップとなるだろう。ここまで来たのは家族やいろいろな人の支えがあったからだ。僕は既に、この挑戦に立ち向かう準備ができているよ。

<そのほかの情報は、acmilan.comで>

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