セリエＡ３位のミランは１日、フィオレンティーナをホームに迎え、１−０で勝利した。７６分のロナウジーニョによるＰＫを守り抜き、約１カ月ぶりの白星を飾った。フィオレンティーナ戦後、ミランの選手たちはミラネッロ（練習場）での厳しいトレーニングの末にもぎとった勝利とチームの実力、そしてミランの誇りを守ったことに満足していた。
　以下は、フィオレンティーナ戦後のボッリエッロとアントニーニのコメント。

ＦＷマルコ・ボッリエッロ

　今日の勝利は全員のおかげだ。チームでもぎとったこの勝利はとても大きな意味がある。特にホームでずっと勝ち星がなかったからね。試合終了後、ロッカールームに笑顔が戻ってきた。楽な試合をさせてくれないチームを相手に勝てたわけだから。あと、失点をしなかったのもうれしい。それも久しぶり（３月１４日のキエーボ戦以来）のことだ。この１週間、チーム全員が今夜の試合の重要さを肝に銘じていて、何となく雰囲気がいつもとは違っていた。勝てて本当にうれしい。

（不仲が報じられているレオナルド監督とオーナーのベルルスコーニとの関係について）うまくいくことを祈っているし、監督が残留してくれるといい。彼は今シーズン、できる限りのことをやった。開幕当時のチーム目標はリーグ戦で３位に入ることで、僕らはそれを達成しつつある。さらにもう１年やれば、彼はミランでもっと大きなことを成し遂げてくれるだろう。個人的には、試合を重ねるごとに成長しているし、常に一番最初にボールに入るように心掛けている。今夜は得点はできなかったけれどＰＫを獲得したし、満足だよ。

ＤＦルカ・アントニーニ

　この１週間、僕らはトレーニングに励んで、勝ち点３を獲得するという今夜の目標に集中していた。実際、いい試合ができたし、勝ち星もとれた。僕らはピッチ上で、ミランとしての意地とチームの実力を見せることができた。この調子で来週はジェノア戦に向けてトレーニングを重ねて、３位を不動のものにしたい。
　試合後、（代表取締役の）アドリアーノ・ガッリアーニがロッカールームに来て、僕らと一緒にこの貴重な１勝を喜んでくれた。今シーズンを通じて、レオナルド監督は常にその才覚を見せてきたと思う。監督は人間的にも明るく、厳しい時期にも全力で立ち向かい、僕らをサポートしてくれた。

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