今大会では日本代表決定トーナメントのほかに、スーパーファイトとオープニングファイトがそれぞれ３試合ずつ行われる。
　ジョルジオ・ペトロシアンのケガにより、急きょ対戦相手が変更となった佐藤嘉洋は、第９試合でダニロ・ザノリニと戦う。佐藤は会見で、ペトロシアン戦を楽しみにしていたファンへ謝罪すると「互いに万全の状態で試合をしたい」と、改めて対戦を熱望した。決して侮れないというザノリニ戦は「油断もないし、自信もない。いつものコツコツスタイルで」と警戒しながらも、「３Ｒ目にＫＯで勝ちたい」と勝利を宣言した。
　また、第５試合でＤＪ．ｔａｉｋｉ戦に臨む渡辺一久は、たい焼きのかぶり物で登場したＤＪに対して「今回は絶対にＫＯしたい。２Ｒまでにグーでパンパンってやっちゃいます」とボクシングをベースとする豪腕での必勝を誓った。

　計量後の各選手のコメントは以下の通り。

佐藤嘉洋
「ペトロシアンとの対戦を楽しみにしてくださった皆さんに謝りたいです。いつかお互いに万全の状態で試合をしたいと思いますので、楽しみにしていてください。対戦相手のダニロ選手は、名古屋ではすごい有名な選手です。決して侮れないし、強い選手だと思っていて、油断もないし、自信もないので、いつものコツコツスタイルで３Ｒ目にＫＯで勝ちたいと思います」

ダニロ・ザノリニ
「僕は日系ブラジル人で日本には１０年住んでいます、ずっとＫ−１のファンでした。佐藤選手はけっこう強いし、昔は僕もファンでしたけど、今回は僕が勝つチャンスがあるので良い試合をしたいと思います。これは僕にとってチャンスです。僕はファイターだし、何ラウンドでもチャンスがあったらＫＯします。頑張ります。押忍！」

小宮山工介
「（村浜選手が）英語で何を喋っているのか全然分からなかったんですけど、最後の「Ｋｉｌｌ　ｙｏｕ」は理解できたので、オレも“キル　ユー”でいっちゃいます。明日は小宮山ワールドを見せるので、応援よろしくお願いします」

渡辺一久
「僕も“Ｋｉｌｌ　ｙｏｕ”だけは意味が分かりました（笑）。６３キロ級トーナメントが始まるので、今回は絶対にＫＯしたいと思います。グーでパンパンってやっちゃいます。２Ｒまでにケリをつけます。楽しみにしていてください」

ＤＪ．ｔａｉｋｉ
「前回の記者会見で、この格好（たい焼きのかぶり物）はウケ狙いでやっているんじゃないかという指摘がありましたが、横浜で実際にたい焼きを焼いていますので買いに来てください。（渡辺のＫＯ予告に対して）僕は倒されませんけど、Ｋ−１戦績で１勝２敗の選手に負けたら僕ものこのことＤＲＥＡＭに出場するのが難しくなると思うので、その程度の選手には負けられないです」

小宮由紀博
「初参戦なので、思い切りの良い試合をしてトーナメントに備えたいと思います」

久保園ルイス
「押忍！　ブラジル生まれの大和魂・久保園ルイスです。今回、Ｋ−１の皆さんにチャンスをいただき、そのチャンスを生かして最高の試合をしたいと思います」

大渡博之
「対戦相手が怖い感じで少しびびっているんですが、サラリーマンとはいえ、しっかり練習してきたのできっちり勝とうと思います」

内村洋次郎
「明日は思い切って試合をするだけです」

松倉信太郎
「自分はＫ−１ＭＡＸに出たくて格闘技を始めて、今回チャンスをいただいたので、明日の試合で負けたり情けない試合をしたら次にいつ呼んでもらえるか分からないので、オープニングファイトですけど、良い動きをしておもしろかったと思われる試合をしたいと思います」

ＹＵＵＫＩ
「明日はずっと目標にしていたＫ−１ＭＡＸの舞台なので、緊張していますが、ほかの選手に負けないくらい良い試合をしたいと思います。相手は昨年の７０キロ級甲子園のチャンピオンなので、胸を借りるつもりで試合をして、しっかり勝って今後につなげたいと思います」