ベンゲル監督「10人になってからプレーが引き締まった」=アーセナル公式サイト・インタビュー
ここからはタイトで面白い展開になる
フェルメーレン(中央)の退場で数的不利に追い込まれたアーセナルだが、ウェストハムに2−0と快勝した 【Getty Images】
われわれは素晴らしいゲームができたと考えている。高いレべルとスピリットがあったし、厳しい状況になったときも冷静さをキープしていた。全体的に素晴らしい姿勢と成熟した姿を見せていたし、どのポジションでも重要な局面で的確な仕事ができていたと思う。GK(アルムニア)についてもそうだし、センターバックへ移ったソングもそうだ。どの選手も臨機応変に対応してくれたし、技術的にも傑出したゲームだったと考えている。
――ウェストハムのPK、フェルメーレンへのレッドカードについて
両方が驚きだったよ。あの判定は厳しすぎると感じている。試合の中で同じような場面はほかにも何度かあったが、罰せられることはなかった。
――21日のマンチェスター・ユナイテッド、そしてチェルシーのゲームについては
われわれにできるのは自分たちの試合に勝って、リラックスしながら明日の試合を観ることだけだ。ずいぶん前から、われわれは自分たちの試合に必ず勝利することが必要だと分かっていたし、非常に良い形でそれを成し遂げた。冷静さが必要なときにも、自分たちのゲームができていたからだ。
われわれはこの試合の中で成熟度を高めていたし、アクセルを踏む必要があるときにも余力があることを示せた。全体を通して、今日の戦いは今後の自信と信念、クオリティーを高めてくれるだろうと信じている。
――GKアルムニアについては
彼は多くの批判を受けてきたが、それが正当な評価だったとは思えない。開幕直後にいくつかの問題を抱えていたが、この2、3カ月は傑出したパフォーマンスを見せていたし、信頼を取り戻した。彼は評論家連中を黙らせたんだ。
――プレミアリーグのタイトルレースについて
期待を超える結果を出しているし、何のプレッシャーもない。われわれはトロフィーがほしいと思っている。チームにはハングリー精神があるし才能もある。そして緊張感もある。だが、われわれにできるのはほかのチームの結果を当てにすることだけだ。つまり自分たちの試合で結果を出していく必要がある。
フットボーラーなら優勝してトロフィーを勝ち取りたいと考えるのは当然だが、人々はこのチームの若さに気づいていない。このチームは遅かれ早かれ必ず優勝するだろう。今シーズンはその可能性が十分にある。きっとここからはタイトで面白い展開になるだろう。そして今日、われわれが後半に見せたリアクションは、この先のゲームにとって重要になるだろう。
――フェルメーレンの出場停止とギャラスのけがは?
問題にならないことを願っている。センターバックが手薄になるのは確かだが、1つのチームに6人ものセンターバックを抱えることはあり得ない。それは全く意味がない。
今の時点でギャラスが離脱しているし、今日はフェルメーレンを失ってしまった。ソル・キャンベルは素晴らしい仕事を見せてくれていたが、体力を考えれば毎試合プレーさせるのは危険だろう。つまり、来週は回復するだけの休みが必要になる。彼はわれわれにとってとても大きな存在だし、本当に良い補強だったと考えている。
皆、わたしが誰も獲得しなかったと嘆いていたが、今ならわたしがどういった選手と契約したかを分かってもらえるだろう。彼の持つ経験はドレッシングルームの中で大きな役割を果たしている。特にこういった時期に入っていくと、キャンベルやアルムニアのような影響力のある選手がいることが重要になってくる。彼らには経験があるから、選手たちも彼らの話に耳を傾けるんだ。
――ソングをセンターバックに下げたが
彼は抜群のパフォーマンスを見せていたと思う。彼はあのポジションを簡単にこなしていたね。彼がそこでプレーできることは分かっているが、彼は序盤からMFとしても傑出した働きを見せてくれた。彼をセンターバックで起用することに全く恐怖感はない。
――10人になったことが逆に良かったのではないか?
その意見に同意するよ。われわれには緊迫した空気が欠けていた。昨夜の(チャンピオンズリーグの)抽選会の大騒ぎで、緊張感が薄れてしまっていたんだろう。正しい空気が欠けていた。10人でプレーすることになって、われわれのムードは一気に引き締まったと思う。
――ロビン・ファン・ペルシについて
彼は今週帰ってくるはずだ。フィットネスコーチを派遣したんだ。オランダでリハビリを続けている彼の下へね。フィジカルは非常にシャープなようだが、少なくともあと1カ月はかかると見ている。
<そのほかの情報は、JP-Arsenal.comで>
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