一時は独走体制に入るかと思われた本大志だが、終わってみれば４バーディ・２ボギー・１ダブルボギーの70とスコアを伸ばせず、５位タイへと後退した。
10番ホールからスタートした本は、スタートホールでいきなりバーディを奪取。
「前半は３バーディで、かなり良い感じだったんですけど、ティーショットを曲げてしまったホールで、何ホールか出すのを失敗してしまって」。
痛かったのは後半に入ってからの３番ホールだ。ティーショットを右に曲げてしまい、そこから木に当ててしまった。結局、このホールをダブルボギーとしてしまう。
もう少し冷静にできていればと振り返る本だが、調子がいいからこそ無理をしてしまう部分もある。
ただ、やはり戦略性の高い廣野ゴルフ倶楽部では、そういう過信を見逃してはくれない。「しっかり自信を持って、そういう場面でも普通に出しておけば、まだまだパーをセーブするチャンスはあったと思います。明日はそういうところに気をつけてやりたいですね」。

来月には渡米予定で、今回の日本アマチュアゴルフ選手権が今年の日本での最後の試合になる。もちろん獲りたいタイトルであることは間違いないが、結果にこだわることなく自分がやるべきことだけをやり切りたいと本は言う。
「まだ前半が終わっただけなんで。明日からもしっかり自分のゴルフをやって頑張りたいと思います」。
今日の失敗を糧に、明日は気持ちも新たに再びトップを追いかけるつもりだ。