「ミランのペースを変えなければならない」
　ミランのレオナルド監督は、チームの問題点は試合展開の遅さであると見ている。そして同監督は、ミランのアイデンティティーを取り戻し、この状況を打破したいと語った。
　バーリ戦（０−０）後の会見でのレオナルド監督のコメントは以下のとおり。

「とても難しい試合であり、多くの場面でわれわれは苦しめられた。バーリはグラウンドを幅広く使い、また早いリズムで試合に挑んできた。われわれのディフェンス陣は、その攻撃を耐えしのぐことに成功していたが、攻撃陣は困難な状況が続いた。

　チームの戦い方に大きな変更はないが、解決策を見いださなければならない。試合展開において、リズムが遅すぎて相手を驚かすことができていないこと。これが、現在のミランの最大の問題だろう。今日の試合は、多くのチャンスを相手に作らせてしまった。フォーメーションは大きな問題ではなかったと思う。グラウンド全体を、カバーすることに苦心したことでエネルギーの消費を招いてしまい、その結果、チームは活気を失ってしまった。とにかく、チームに課題はある。

　後半、わたしは２列目の選手を下げて相手の攻撃を阻もうと、犠牲を払う決断した。負ける可能性が高くなったからだ。われわれには、チームの今後を冷静に考える必要があるし、違うプレーを披露しなければならない。水曜日には、完全に異なる状況の試合（チャンピオンズリーグ、対チューリヒ戦）が待ち受けている。精神的には、非常に困難な中にいるが、われわれの経験が手助けしてくれるに違いない。今夜よりも多くのファンがスタジアムに来てくれることを願っている。チームはファンの支えを必要としているからね」

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