初代タイガーマスク 佐山サトルが危険な覚悟!=9.11大会プレビュー
アレク、レジェンド王者としての苛立ち!
王者アレク(左)は挑戦者の小路(右)にもリアルジャパンにも不満をブチまける 【スポーツナビ】
小路という名前はプロレスファンにとっても懐かしい。もともと初代タイガーマスクに憧れ、プロレスラーとしてスタートしたが、さまざまな人間関係の中で格闘技の世界に入った男だ。その闘い方は根性に溢れて、同じPRIDEで闘っていたアレクと同様に「プロレスラーは心が強い!」という部分を見せつけたものだった。
この試合、小路は「PRIDEで培った技も出していく」という。ここでシビアな闘い方を見せつければ、憧れの初代タイガーマスクと闘う可能性も出てくるだけに、楽しみだ。
一方、王者のアレクも「お客さんの期待を裏切らないような試合を見せる」と意気込む。しかし、この日のアレクはちょっと違った。なんと、このカードを出してきたリアルジャパンに「いつもその場しのぎのカード」と、もの言いをつけたのだ。返す刀で小路にも「果たしてどこまでやる気があるのか。本当にプロレスをやる気があるのか」と。
アレクは王者として、もっともっとベルトの価値を高めていきたいと思っている。その意味で対戦相手もしっかりしたポリシーのもとに選択してほしいと苛立ったのである。小路にもプロレスに対する考え方の違いを感じているようだ。
確かに小路はプロレスの考え方がアレクと違う。私の知っている小路はルチャ・リブレが大好きな男だった。アレクはそういうことを知っていて、きっと牽制しているのだろう。責任感の強いアレクらしい発言だ。
これには小路もカチン。「俺が気に入らんのか!」とはらわたが煮えくり返ったことだろう。当日が見ものだ。きっと激しい試合になることだろう。
折原昌夫、フル回転する悪巧みの頭脳
折原、今度はどんな悪巧みを考えている? 【t.SAKUMA】
いや、ちょっと訂正。対戦相手の印象に関して言うなら、グラン浜田だけは印象が強かった。というのは、いつもかっこうの標的にされていて、浜田自身、いいかげんに腹が立っているようなのだ。初代タイガーマスクの話では「浜田さんは、もうリアルダークとやりたくないと言っていた」という。だが、またしてもリアルダークの対戦相手に浜田の名前が!?
リアルダークにしてみれば、浜田はベテランで名前があるだけに血祭りに上げれば、勢いがつくという気持ちが強いのだろう。今回もまた、浜田が血祭りか!
これまで暴れまくって勝ち続けてきたリアルダーク。それは、勝手に作ったタッグベルトを「団体に認定させてやる!」という目論見があったからだ。
しかし、強力な敵があらわれた。浜田を援護するのは、稔とウルティモ・ドラゴン。今度ばかりはリアルダークの思いのままにはならないだろう。
悪巧みにかけては折原は天下一品。相手が相手だけに折原の悪の頭脳はフル回転することだろう。
佐藤光留のコスプレに大混乱か!?
佐藤のコスプレ入場でリアルジャパンマットは大混乱か 【スポーツナビ】
記者会見では初代タイガーが出席するとあって背広を着てきたが、当日はテンションを上げるためにメイド服コスプレ着用は確実視されているからである。リアルジャパンのリングにメイド服……。
これはとんでもないことである。日ごろから初代タイガーは「真のプロレス復活」を提唱しており、佐藤がコスプレをした場合、リアルジャパンがいきり立つ可能性が高いからだ。しかもリングサイド前列には常連で初代タイガーの硬派な知り合い(真樹日佐夫、藤原敏男など)が多く座っているからだ。
いったい!?
そんな佐藤の相手はリキプロの和田城功。当初、バトラーツの石川雄規のはずだったが、直前の怪我で欠場。石川の代打として和田が抜擢されたのだ。
「石川さんもアントニオ猪木のコスプレ。コスプレ対決ですよ!」と意気込んでいた佐藤だけに、相手が試合経験の少ない和田とあってはテンションが下がる一方だ。だが佐藤は初代タイガーのリアルジャパンのリングでずっと闘いたいと思っていた男。ここへきてテンションを下げるわけにはいかない。
ということは……。
そう、メイド服をきて登場するに違いない。やっかいなことになった。リアルジャパンの雰囲気に佐藤のメイド服登場は似合うわけがない。ああ、混乱予想の第二試合。
喧嘩でいけ!
(記事提供:リアルジャパンプロレス)
9月11日(金) 東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30
<第6試合 メーンイベント シングルマッチ 30分1本勝負>
初代タイガーマスク(RJPW)
高山善廣(高山堂)
<第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
鈴木みのる(パンクラスMISSION)、スーパー・タイガー(RJPW)
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、長井満也(ドラディション)
<第4試合 レジェンド選手権 30分1本勝負>
[王者]アレクサンダー大塚(AODC)
[挑戦者]小路 晃(ハッスル)
<第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)、タイガー・シャーク(RJPW)、ブラック・シャドー(フリー)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門メキシコ)、稔、グラン浜田(ともにフリー)
<第2合 シングルマッチ 30分1本勝負>
佐藤光留(パンクラスMISSION)
和田城功(リキプロ)
<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
斎藤彰文(RJPW)、間下隼人(RJPW)
矢野啓太(バトラーツ)、山本裕次郎(チーム太田章)