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サッカー元日本代表 前園真聖インタビュー
生涯現役アスリート ランニングから広がった世界
引退後も積極的にさまざまなスポーツに挑戦する前園真聖氏。元々は嫌いだったと話すランニングを楽しむコツとは
引退後も積極的にさまざまなスポーツに挑戦する前園真聖氏。元々は嫌いだったと話すランニングを楽しむコツとは【スポーツナビ】

 1996年アトランタ五輪のサッカー日本代表キャプテンを務め、強豪ブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演出するなど活躍した元プロサッカー選手の前園真聖氏。現在は、スポーツジャーナリストとして活動する傍ら、自身のサッカースクールでのコーチング活動にも携わる。2005年5月に31歳で現役引退後、フルマラソン挑戦を宣言し、翌年12月のホノルルマラソンに初出場。以後、毎年出場する同大会には今年も出場予定。今年5月にはホノルル・トライアスロン大会にも挑むなど、アクティブな35歳にランニングの魅力やライフスタイルの中で走ることの意味を聞いた。

ホノルルマラソン挑戦で感じた充実感

――現役引退後、すぐにホノルルマラソンに挑戦すると宣言されたようですね?


 そうですね。現役時代には、他のスポーツをする機会が全くありませんでした。引退して何がしたいか考えた時にフルマラソンを一度走ってみたいという気持ちになり、最初にホノルルマラソンにトライしてみました。


――いろんなスポーツがある中で、なぜフルマラソンに挑みたくなったのでしょうか?


 球技などはいつでもできますが、フルマラソンはそれなりのトレーニングやしっかりした準備をしないと、簡単にできるものではありません。テレビでマラソンを見ているときは、つらいだろうし、ずっと走っていても楽しくないだろうと思っていました。でも、引退した自分がチャレンジするのは何かと思ったときに一番初めに考え付いたのがフルマラソンでした。

――実際に最初のホノルルマラソンは5時間43分の完走でした。どうでしたか?


 駄目でしょう(笑)。とにかくきつかったですね。体力的な部分よりも、筋肉にかかる負荷や疲労があって、足がつりました。そういったところの大変さは、瞬発力やミドル系のパワーを使うことが多いサッカーとは違いましたね。それでも、目標にしていたタイムとはほど遠かったのですが、完走した後の充実感は今まで経験したことのないものでした。

初めてのフルマラソンでは、今まで経験したことのない充実感を得た
初めてのフルマラソンでは、今まで経験したことのない充実感を得た【スポーツナビ】

――ホノルルマラソンはその後、3年連続で走っていますね。


 そうなんです。本当にきつくて、もうやりたくないなと思ったこともありましたが、とにかく毎年チャレンジしようと思って、今年もやることになりました。

タイムは去年が一番良かったんですが、なかなか伸びないですね。マラソンをやってみて思いましたが、毎日こつこつと持続してやらないと、なかなか自分の目標とするタイムは出せないし、簡単なスポーツではないと感じています。日々の積み重ねが一番大事だなと、このスポーツは特にそう思いますね。


――解説者やサッカースクールにも携わっていてお忙しい中で、ランニングのトレーニングをどのようにされていますか?


 引退するまではずっと、トレーニングというのは自分自身を追い込んでいくもので、基本的にはつらいものでしたね。だから、引退してからはつらいというよりも、自分のペースで楽しくやって、長続きできるトレーニングが僕には一番合っていると思ってやっています。週4回走るときもあるし、体が疲れていたら休むこともあるし、自分の生活のリズムに合ったペースで。最低でも週2回くらいは空いた時間にジムか屋外で走ろうぐらいの心掛けでやっていますね。


――ランニングトレーニングをするときは、具体的にどこを何キロくらい走っていますか?


 だいたいは近所のロードを走るか、もしくはロードから自宅近くの駒沢公園の1周2キロのコースを何周か走って帰ってくるという2パターンですね。ジムのマシンで走っていると、景色も一緒で飽きてしまうんです。やはり外を走るのが気持ちがいいですね。普段は車移動が多いので、外を走ると新しい発見があるんです。こんなレストランがあったのかとか、ここに花屋があったのか、という発見をしながら走るのは気分転換になっていいです。

辛仁夏

 東京生まれの横浜育ち。1991年大学卒業後、東京新聞運動部に所属。スポーツ記者として取材活動を始める。テニス、フィギュアスケート、サッカーなどのオリンピック種目からニュースポーツまで幅広く取材。大学時代は初心者ながら体育会テニス部でプレー。2000年秋から1年間、韓国に語学留学。帰国後、フリーランス記者として活動の場を開拓中も、営業力がいまひとつ? 韓国語を使う仕事も始めようと思案の今日この頃。各競技の世界選手権、アジア大会など海外にも足を運ぶ。

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