島根、宮崎のbjリーグ新規加入が決定=河内コミッショナー、新規加入チーム代表コメント

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bjリーグの10−11シーズン新規加入チームが発表された。写真は(左から)宮崎の鎌田俊作代表、島根の藤井三千勇代表、河内敏光コミッショナー、秋田の水野勇気代表 【スポーツナビ】

 プロバスケットボールリーグのbjリーグは19日、都内事務局で理事会を開き、2010ー11シーズンからの新規加入チームとして島根と宮崎が決まったと発表した。

 08年11月に公募を開始したエクスパンション(新規加入)チームには、全国から10件以上の打診があった。その中の5チームから正式な申込を受け、5月に発表された秋田に加え、島根と宮崎の新規加入が決まった。これ以外の2チーム(神奈川、現在ホームタウンを調整中のチーム)は、引き続き、加入の検討・審議をしていく予定だ。

 bjリーグは09−10シーズンから京都の「京都ハンナリーズ」を加え13チームでリーグ戦を行うが、10−11シーズンからは、これに今回参入が決まった3チームを加え、全16チームでリーグ戦を行う予定となっている。

 以下、会見でのコミッショナー、代表のコメント

新規チームが増えるbjリーグの状況に、河内コミッショナーは「やってきたことは間違っていなかった」とコメント 【スポーツナビ】

■河内敏光コミッショナー「やってきたことは間違っていなかったと再認識」

今日の議題は、リーグ参入後も新規チームが存続できるかということでした。そういう意味から、今年の12月までに、2年間ぐらいの会社経営がやっていけるかを再確認します。
 ただ、こういう世の中で、バスケットボールというコンテンツで地域を元気にしていきたいということが、いろいろな地域で盛り上がっています。(経済環境の悪化で各スポーツでの)休部、廃部が続くにもかかわらず、新規チームに入っていただける事で、bjリーグがやってきたことが間違ってなかったと再認識しているところです。(10−11シーズンが)16チームでスタートできるように、協力して、努力していきたいと思います。

(JBLとの一本化については、)bjリーグは地域密着のプロリーグとして日本協会の方にも注目していただいています。企業チームから地域密着になるには時間がかかるかもしれないですが、(bjリーグに参加しているチームが)脱落することなく行けば、いい方向に向くのではないかと思っています。

■島根スポーツ振興会・藤井三千勇代表「燃えるものが必要だから、チームを立ち上げた」

 島根は人口が少ない。逆に言うとそういうところだからこそ、何か燃えるものが必要だということで、チームを立ち上げました。
 大きい企業がないこともあり、幸いにして、みんながまとまっています。バスケットファン、商店の人、スポーツ界の人など、いろいろ方に支援していただきました。
 難しい状況もありましたが、まとまってきて、最終的には経済界の方にも応援していただき、推進会でまとめました。そういうところもひとつの要素として、新しい展開をしていきたいと思っています。

■みやざきプロバスケットボールチーム設立準備委員会・鎌田俊作代表「跳び上がりたいぐらいうれしい気持ち」

 たくさんの応援していただいた思いを背負ってここまできたので、現在の心境は正直、ほっとしています。また、跳び上がりたいぐらいうれしい気持ちです。
 今後は大きな支援をしてくれた方々の期待を背負うことになるので、身が引き締まる思いです。

■秋田プロバスケットボールクラブ・水野勇気代表「bjリーグの可能性をあらためて感じた」

 私たちも5月27日に、10−11シーズンの参入の承認をいただきまして、準備を進めているところです。今回、島根、宮崎、秋田とプロスポーツチームが無かった地域にbjリーグが立ち上がるということで、bjリーグの可能性をあらためて感じています。
 今後は秋田から、全国、世界に発信していけるチームを作っていきたいと思っています。ぜひ、応援よろしくお願いします。

<了>
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