神戸ユース黒田監督「厳しいグループに入った」=高円宮杯第20回全日本ユース(U−18)サッカー選手権

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前年王者の浦和はFC東京、静岡学園、米子北と同じグループFに入った 【スポーツナビ】

 高円宮杯第20回全日本ユース(U−18)サッカー選手権の組み合わせ抽選会が18日、都内のJFAハウスで行われ、1次ラウンドの対戦カードが決まった。同大会は9月6日に開幕し、10月12日に埼玉スタジアム2002で決勝戦が行われる。

 前回大会優勝の浦和レッズユースは米子北高校(インターハイ準優勝)、静岡学園高校(プリンスリーグ東海2位)、FC東京U−18(プリンスリーグ関東1位)と同じグループFに入った。
 また、日本クラブユース選手権を制したセレッソ大阪U−18は、桐光学園高校(プリンスリーグ関東5位)、ジュビロ磐田ユース(プリンスリーグ東海1位)などと同組に。インターハイ(高校総体)王者の前橋育英高校は、ヴィッセル神戸ユース(プリンスリーグ関西1位)、横浜F・マリノスユース(プリンスリーグ関東3位)などと同居する激戦区に組み込まれた。
 以下は、組み合わせ抽選会での各チーム代表者のコメント。

黒田和生監督(ヴィッセル神戸ユース)

かつて滝川第二を率いていた黒田監督は現在、神戸ユースの指導者を務める 【スポーツナビ】

「誰が見ても厳しいグループに入った」

 厳しいグループですね。誰が見てもそうでしょう。確かにうちはプリンスリーグ関西1位で、5、6月までは勢いに乗っていました。でも7、8月になって化けの皮がはがれてきたというか、今はちょっと落ち目なんで……。この相手を見ると余計に厳しい、どこも格上だなっていう感じがしますね。(クラブユース選手権はグループリーグ敗退となってしまったが)そうなんです。そのリベンジといきたいですが、横浜FMも札幌もワンランク上ですね。クラブユース選手権を見て分かりました。前橋育英とはこの前、試合をして0−7とボロ負けしました。インターハイ優勝はやっぱりだてじゃないですね。総合力は高いですよ、1人1人の質もいいですしね。

 わたしにとって今回は神戸で初めての高円宮杯出場です。滝川第二を率いていたころも、この大会は一番大きな大会という認識でしたし、わたしも選手もモチベーションは高かったですね。今回、こういう立場(Jクラブユースの監督)になって初めてですが、わたし1人がはしゃいでいるわけではありませんし、選手もそれなりにやる気になっていると思います。この大会に臨むにあたって、クラブユースと高校のどちらを率いたとしても、特に変わったことはないと思います。ただ、滝川第二の時の方がJクラブのユースチームに対する意識は高かったですね。今回、自分としては(クラブユースと高校の)半々、いろんなタイプのチームとやるのがいいかなと思っていました。前橋育英は(高校としては)ちょっと別格ですね。ほかに高校勢では、東福岡、流通経済大柏がいいんじゃいないですかね。

林昭男コーチ(前橋育英高校)

「選手たちはリベンジしたいと意気込んでいる」

 プリンスリーグ関東でJクラブのユースチームにほとんど勝てませんでした。なので、選手たちはJクラブのユースにリベンジしたいと意気込んでいます。プリンスリーグで敗れた横浜FMユースも含め、ここで2つ勝って上に行きたいと思います。選手のモチベーションは上がっています。うちのチームはFC東京などのジュニアユースから流れてきている選手がかなり多いので、そういう意味では自分がいたチームに負けたくない、上に行きたいという気持ちが強いと思うんです。まずはグループリーグ突破ですね。

 (グループリーグでの対戦チームは)昨年、札幌と(高円宮杯の決勝トーナメント1回戦で)やって接戦でしたが何とか勝ちました。横浜FMとは(プリンスリーグで)0−1で負けました。神戸とはちょうど1週間前くらいに試合をして、多少手応えを感じています。グループリーグでは2つ勝たないと上に行けないと思うので、そこを何とかしたいですね。
 群馬県で試合をできるというのも大きいですね。やはり移動距離が長いと選手のコンディション調整が大変です。その点、グループリーグは学校から20分程度なので楽なんですが、あとは緊張感の問題ですね。

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