5月29日に行われたWWE日本公演記者会見のため、初の来日を果たしたミシェル・マクール。元教諭というキャリアを持ちながら、WWEディーバに転進したいきさつやWWEでの生活について聞いた！

■初来日＆和田アキ子さんと共演の感想は？

──WWE記者会見で日本のショービジネスの神のような存在である和田アキ子さんとの共演でしたが、楽しめましたか？

　もちろんよ！　すごくエネルギーにあふれた方だったわ。彼女は会場の空気を思いのままに操っていたし、すごく面白かったわ。隣に立っているだけでも彼女のエネルギーを感じたわよ。一緒に仕事ができて本当に光栄ね。記者会見そのものも素晴らしかったし、ミス・ワダも最高だったわ。

──では、今後和田さんがWWEのリングに上がることも？

　歌なのか、リング上での戦いなのか（笑）わからないけど、将来、彼女と一緒に何かできるかもしれないわね。彼女こそ真のディーバだわ。

──今回が初の来日だそうですが、到着して2日経って日本の生活はいかがですか？

　窓の外を見たら今日はずっと雨が降っているけど、それでも風景は美しかったわね。次に日本に帰ってくるのが楽しみだわ。次回は2日連続の公演だし、もっと自由な時間があるといいんだけど……今回は予定が詰まっているのよね。次回は外出もできる時間があればうれしいわ。

──何か日本食は試しましたか？

　昨日、お寿司を食べたけどすごく美味しかったわ。今日も食べられるといいわね（笑）。

──最初にWWEを見たのはいつですか？

　父と祖父と一緒にテレビで見たのが最初ね。確か3歳くらいの頃で、自分が見ていたものを大まかには理解していたと思うわ。そして、6歳の時に父と祖父が私の兄弟と従兄弟を最初のレッスルマニアに連れて行ったんだけど、私はまだ小さすぎるからって連れて行ってもらえなかったの。同じ年にまたWWEが私の町に戻ってきて、その時に必死で頼み込んで連れて行ってもらったのよ。そこでダスティ・ローズを見て、それ以来、毎週WWEを見るようになったわ。

──誰か好きなスーパースターはいましたか？

　当時から今に至るまでずっと好きなのは“アメリカン・ドリーム”ダスティ・ローズね。リング上でリング外でも、彼は最高のエンターテイナーだと思うわ。私にとっての大きなテディベアみたいなものだったわね。アン・アンダーソン、リッキー・スティムボート、リック・フレアーも素晴らしいと思ったわ。

──ダスティ・ローズは、最近もWWEに出ていましたが、彼と初めて会った時はどんな気分でしたか？

　最高だったわ！　通路を歩いて行ったらダスティがいて「ヘイ、ベイビー。こっちに来てハグしてくれよ」なんて言われたわね。彼を友達と呼べるなんて本当に光栄よ。WWEでの最初の日にもメイク室で座って周りを見渡したら、リック・フレアーも椅子に座って髪を整えてて私に挨拶してくれたの。「誰か私の目を覚まさせて。こんなことありえないわ」って感じだったわ。彼らが私達とそんな風に接してくれるなんて信じられなかったのよね。WWE初日は最高だったし、それ以降もずっと最高だと思ってるわ。

──では、どうやってそんなWWEディーバになったか教えて頂けますか？　元教師だったあなたに何が起きてこうなったのですか？

　何が起こったかね。確かに妙な経歴ですものね（笑）。2004年にマンデー・ナイトRAWを見てたら、「あなたもディーバを目指しませんか？」ってRAWディーバ・サーチのCMが流れたの。その時に一緒に見ていた誰かが「ほらミシェル、チャンスよ。でもあなたは挑戦しないでしょうね」って言ったのよ。私は「挑戦しないですって？私が挑戦しないとか、私じゃ無理だとか勝手に決めないでよ」って言い返したわ。応募方法を調べてみたら、写真と質問への答えを記入した紙を送るだけでいいってことだったから翌日にすぐ応募して、選考を通過して…後はご存知の通りよ。ディーバ・サーチで優勝はできなかったけど、WWEから電話がかかってきて、それから4年後の今こうしてここにいるというわけね。

──WWEに登場した頃はレスリングよりもマネージャーなどをやっていましたが、この3、4年でレスリングのキャリアも始めましたよね。それはどうしてですか？

　体を動かすことは大好きだったし、みんながリングで戦っているのを見て私も挑戦したくなったの。まったく違うことだったから、やっぱり大変だったわよ。人はあんなの簡単だろうって思うみたいだけど、ただ動いて技を決めてればいいってだけじゃないのよ。動きを通じてストーリーを伝えなければならないの。ただの女子マネージャーで終わりたくなかったから、ハードなトレーニングを積んで、見る価値のあるパフォーマーになりたかったのよ。皆にアスリートとしての面にも敬意を持ってもらいたかったのよね。それには継続的に努力していく必要があるわ。

──現在の所、あなたのキャリアにおける最大のハイライトは去年、初代ディーバズ王者になったことだと思いますが、王座を獲得した時はどんな気分でしたか？

　素晴らしい気分だったわよ。ずっと望んでいた通り、ディーバ部門に今まで以上の信頼をもたらせたことは大きな成果だったと思うわ。王者になれたことも嬉しかったし、初代王者になれたのも最高ね。ベルトを見た時には「クールなベルトね。この王座を手に入れたいわ」って思ったけど、初代王者になって「ワーオ、私は歴史に名を刻んだのね」って感激したわ。初代王者になれるのは1人だけですものね。初代王者と名乗れることは本当に光栄に思っているわ。

──次の目標は何ですか？

　今の目標は女子王座を獲得して、ディーバズ王座と女子王座を獲得した史上初のディーバになることよ。

──では最後に日本のファンへメッセージをどうぞ。

　7月7日、8日に武道館で行われる日本公演をぜひ見にきてね。見逃せない公演になること間違いなしよ！

　過密スケジュールの中、たくさんの質問に答えてくれたミシェル・インタビューはWWE日本語公式WEBサイト（www.wwe.co.jp）及びWWEモバイルでも更に詳しく掲載中！

■WWE日本公演「WWE SmackDown ＆ ECW ライブ」
7月7日（火）・8日（水）日本武道館 開場17：30、開演18：30（予定）

【入場料金】
SS：￥20,000 ／ S：￥15,000 ／ A：￥10,000 ／ B：￥5,000 ／ C：￥3,000 （税込）
公演に関するお問合せ：キョードー東京03-3498-9999
※公演チケットは、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドでお求めいただけます。

The names of all World Wrestling Entertainment televised and live programming, talent names, images, likenesses, slogans and wrestling moves and all World Wrestling Entertainment logos are trademarks which are the exclusive property of World Wrestling Entertainment, Inc. All other trademarks are the property of their respective owners. (c) 2009 World Wrestling Entertainment, Inc. All Rights Reserved.