戦極育成選手・真騎士&大澤、公開スパーで必勝宣言=4.5パンクラス
戦極育成選手の真騎士(左)、大澤は4.5パンクラスでの勝利を誓い合った 【スポーツナビ】
この日、報道陣に公開したのは組み技でのスパーリングを2分1R。互いにレスリング出身らしく、鋭いタックルからのテークダウン、もしくはリフトアップして担ぎ上げるパワーも見せて好調をアピールした。
大澤はこの試合が総合格闘技のデビュー戦。高校、大学時代は日本トップのアマチュアレスリングフリースタイル60キロ級選手として活躍し、2008年世界学生選手権優勝、07年全日本選抜選手権優勝、同全日本大学レスリング選手権優勝など、獲得した世界一&日本一のタイトルは数知れず。名門・山梨学院大学の先輩である山本“KID”徳郁からも「総合においでよ」と勧誘された超逸材だ。
レスリング日本王者・大澤、待望のデビュー戦
大澤(右)は公開スパーで鋭いタックルを連発 【スポーツナビ】
初の総合リングで見せる戦術は、やはりレスリングスタイルがベースになる、と大澤。得意のタックルでテークダウンし、相手の上になるポジションを常にキープし優位に試合を進めたい考えだ。
もちろん、それだけで終わらせるつもりはない。レスリング時代から趣味でやっていたという打撃にいっそう磨きをかけ、吉田秀彦をはじめ、宇野薫、近藤有己らも指導してきた田代勝久ボクシングトレーナーからは『夕月かまぼこ』と命名された必殺パンチも編み出した。
「タックルに行く前に打撃勝負もしてみたいですね。一発で倒せたらいいなって思っていますし、ある程度の感触もつかんでいます。田代さんも『いい』って言ってくれているので、自信を持っていきたいですね」
戦極育成選手第一陣として、ついにベールを脱ぐ大澤。いきなりからそのポテンシャルを爆発させてみせるか。
真騎士、狙うはドクターストップ勝ち
真騎士が一気にライト級1位をも飲み込んでしまうか 【スポーツナビ】
今回の相手はライト級1位の大石幸史で、セミファイナル戦。わずかキャリア4戦にして異例の大抜擢だが、それだけ主催者の期待も大きいということ。「相手は押し込んでくるタイプなので厳しい試合になると思うけど、うまく戦います」と真騎士。理想のフィニッシュシーンを問われると、「ドクターストップで勝ちたい」と笑みを浮かべた。
「関節技も極めてみたい。足関とか腕十字とか。練習でも極まったことないけど(笑)」と天性の明るさと素質を持つ真騎士。「自分の仕事は勝つこと。それだけを考えている」。一気にパンクラス・ライト級1位を飲み込んでしまうか。
PANCRASE 2009 CHANGING TOUR ディファ有明大会
<メーンイベント ウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ/5分3ラウンド>
[王者]和田拓也(SKアブソリュート/第4代王者)
[挑戦者]岩見谷智義(高田道場/同級1位)
<セミファイナル ライト級戦 5分2ラウンド>
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
真騎士(戦極育成選手)
<第7試合 ミドル級戦 5分2ラウンド>
金井一朗(パンクラスism/同級2位)
佐藤豪則(Laughter7)
<第6試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド>
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
梁 正基(スタンド)
<第5試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/同級2位)
裕希斗(U−FILE CAMP.com)
<第4試合 フライ級戦 5分2ラウンド>
廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
廣野剛康(和術慧舟會 東京本部/初参戦)
<第3試合 ライト級戦 5分2ラウンド>
五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京/同級3位)
AB(和術慧舟會 駿河道場)
<第2試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
齋藤裕俊(和術慧舟會GODS)
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)
<第1試合 フェザー級戦 5分2ラウンド>
松井英夫(空手禅道会 長野県支部)
大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手/初参戦)
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