学生&社会人が見せた元日の挑戦=天皇杯・皇后杯バスケ 第1日
社会人1位の意地を見せた横河電機
2年連続出場の新潟教員。「新シーズンこそは40分間走り切れるようになりたい」(柏木茂之ヘッドコーチ) 【(C)JBA】
一方の新潟教員は、北信越代表として2年連続出場となったが、今秋に地元・新潟で開催される国体の強化メンバーも名を連ね、持ち味の走るスタイルで食らい付いていく。
前半は新潟教員の粘りもあり、横河電気が3点のリードで終える。「チームとしては初出場なので、緊張して疲れるのが早かったです」と司令塔・神埼健は初舞台に臨む難しさを口にした。
しかし後半、守ってはゾーン、攻めては3点シュートとエンジンがかかり、最終的には85−67と横河電気が社会人1位の面目を保った。
これで、2回戦は学生1位の慶應大との対戦となった。その慶應大は、07年に竹内公輔(現アイシン=JBL)らを擁し、JBLの日立を破る大番狂わせを演じた。チームのエースである3年生の小林大祐は、「またJBLチームに勝ちたい」と意気込んでいる。
だが、横河電機も「ポイントはディフェンス。社会人らしく頭を使って、相手の速い展開についていきたいです」(神崎)と、慶應大の行く手に立ちはだかる。