石井が壮泰、及川、黒田を破りTOUITSU王者に
1回戦から激戦、4試合中2試合が延長
梶原を破った黒田が準決勝でも番狂わせ
及川、石井に対し一歩も引かぬ攻め
予想外の顔合わせ、決勝は石井vs.黒田
勝って「TOUITSU初代ライト級王者」のベルトを巻いた石井は「トーナメントは疲れました。でも久しぶりのベルトはやっぱりいいですね。黒田選手は決勝に勝ち上がってきたという時点で気持ちの強さを感じました」とコメント。これで完全復活を果たし、来年はまた世界と渡り合いたいと展望を口にした。「新日本代表として違いを見せつけたかった」と語っていた言葉通り、終わってみればやはり貫録の優勝。新日本・伊原信一代表も会場に駆けつけ、石井を祝福していた。
「TOUITSU」は「関西発の格闘技イベント」を掲げて神戸で産声を上げたが、実行委員長の佐々木敬二氏は「KOばかりが注目される中で、技術的な素晴らしさを見せられたと思う。大会全体としては、反省点ばかりで60点。今後は他の階級でもトーナメントを実施して、7階級の王者が決まったころには東京にも進出したい」と大会を総括。初代王者の石井が今後、防衛戦という形で試合をするかは未定だが、当面、次は4〜5月あたりにフェザー級トーナメントを行いたいという意向を語った。今回、確かに動員では苦戦したものの、豪華な入場ゲートなどの演出は関西独自の大会ではなかなか見られなかったもの。
28日にはこの日の模様がよみうりテレビで放送されることも決定しており、関西名物として「TOUITSU」が根付いていくか、注目される。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ