HARASHIMAがKO-Dタッグ防衛=DDT

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HARASHIMA(右から2人目)がタッグ王座防衛後、高木(左)の持つシングルベルト挑戦を表明 【スポーツナビ】

 DDTの「God Bless DDT 2008」が30日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンイベントでは、HARASHIMA&大鷲透のDISASTER BOX(ディザスターボックス)が持つKO−Dタッグ王座に、DDTの大社長・高木三四郎とユニオンのエース・石川修司が手を組んで挑戦。第5試合までのお笑いモード中心の戦いから一転、シリアスな好勝負が展開された。

初防衛に成功したHARASHIMAが挑戦アピール

側頭部への蒼魔刀がクリーンヒット 【スポーツナビ】

 挑戦者組は、石川が4人の中でも際立っている体の大きさにものを言わせて、序盤からニーリフトなどで攻め立てる。KO−Dシングル王者の高木も王者組に捕まる場面が見られたものの、スワンダイブ式に飛んできたHARASHIMAにドンぴしゃりのタイミングでスタナー、さらにデスバレーボムで大鷲をマットに突き刺すなど、タッグ王座奪取へ執念を見せる。しかし、初防衛戦でベルトを明け渡すわけにはいかない王者組も踏ん張り、大鷲のノド輪落としなどで石川をグロッギーにすると、最後はHARASHIMAが側頭部への蒼魔刀というエグい攻撃で熱戦にピリオドを打った。

 辛くもタッグ王座初防衛に成功したHARASHIMAは、敗れて引き揚げる高木を引きとめ、「12月28日の後楽園で、シングルのベルトに挑戦させろ!」とアピール。高木もベルトを手に「やってやるよ」と呼応したため、年末の聖地で高木vs.HARASHIMAの王座頂上決戦が濃厚となった。

雁之助がゲイ告白!? ディーノ昇天

笑撃の一戦は雁之助が制す 【スポーツナビ】

 セミファイナルでは、ご存知“ゲイレスラー”男色ディーノと27日の「鬼神道ファイナル」(東京・新木場1stRING)を最後に引退するミスター雁之助が、「ラストガン・スタンディング形式」という異色の試合スタイルで激突した。これは、雁之助のことをゲイだと信じて疑わないディーノが提案したもので、相手の“ガン”をスタンディングさせれば勝ちという小中学生には見せられたものではないルールだ。

 試合開始前、「ラストガン・スタンディングルールの第一人者」というMr.デーブ博士によって、両者の股間に1000分の1のエレクトをも感知できると言われる特殊な機械が装着され、いよいよ運命の一戦のゴングが鳴らされた。すると、巨大モニターには2人のエレクト度(100%を頂点に20%刻み)がひと目で分かるグラフがリアルタイムで表示され、格闘技の聖地は笑いとともに異様な雰囲気に包まれる。先手を打ったのはディーノ。雁之助の股間をこれでもかとまさぐり倒すが、自分のエレクト度が上がってしまい自爆行為に。一方、雁之助のエレクト度は微動だにしない。

 と、ここでディーノはセコンドにいたマサ高梨をリングに引っ張り上げ、ゲイ行為を見せ付けると、ついに雁之助のエレクト度が20%に! 場内からはどよめきが。その後、ディーノが猛攻を仕掛け、トドメの男色ドライバーを浴びせるが、雁之助はなえたのかエレクト度が80%から一気に0%に。意気消沈するディーノをよそに、硬派を気取っていた雁之助がここで突如「熱くなってきたわ〜。ほてってきたわ〜」とオネエ言葉になったかと思うと、コスチュームを脱ぎ捨ててディーノと色違いのゲイコスチュームに変身! ついにゲイを告白か!? 雁之助はあっけに取られるディーノに逆男色ドライバーを炸裂させると、とうとうディーノのエレクト度は100%に到達して昇天。雁之助の勝利が宣せられた。

 試合後、リング上でディーノの股間ならぬマイクを握った雁之助は「引退前最後の後楽園なんだよ」と幾多の名勝負を繰り広げてきた後楽園ホール最終戦が、このディーノとの戦いだったことを告げると「こんな試合でありがとう」と謝意を表した。これにディーノは「最高にカッコいい17年だったわよ」と雁之助の現役レスラー生活の労をねぎらい、笑撃の一戦は幕を閉じた。

 バックステージに戻った雁之助は「(後楽園ホールは)プロレスの聖地だよ!? むかついてくるね(苦笑)。でも、いろんなことができるのがプロレス。これもプロレス」とディーノ戦を振り返った。そして「俺はゲイじゃない」と再三に渡って報道陣に訴えたのであった。

 なお、第3試合で遺憾なく変態ぶりを発揮した中澤マイケルと佐藤光留の「変態団」が「キャラがかぶってる」とディーノに難くせをつけたため、今後“ゲイvs.変態”の抗争が巻き起こりそうだ。

■DDT「God Bless DDT 2008」
11月30日(日) 東京・後楽園ホール 観衆1071人

<KO−Dタッグ選手権試合>
[王者組]○HARASHIMA、大鷲 透
(22分12秒 側頭部への蒼魔刀→片エビ固め)
[挑戦者組]高木三四郎、●石川修司

<ラストガン・スタンディング形式>
●男色ディーノ
(8分34秒 ラスト・ガン・スタンド ※男色ドライバーにより)
○ミスター雁之助

<イタリアンショック! 反乱軍との仁義なき戦い>
フランチェスコ・トーゴー、PIZAみちのく、○アントーニオ本多、ササキアンドガッバーナ
(15分05秒 イタリアン・インパクト→片エビ固め)
●マサ高梨、KUDO、ヤス・ウラノ、星誕期

<変態団、性地へ初進出!>
−中澤マイケル、佐藤光留
(11分59秒 没収試合)
−ポイズン澤田JULIE、松永智充
※変態が過ぎるため

<75%ヤングファイト!>
○諸橋晴也、安部行洋
(9分41秒 逆エビ固め)
●美月凛音、矢野啓太

<実はシングル初対決! 61分3本勝負>
△MIKAMI
(1勝1敗1分けにより引き分け)
△マッスル坂井

[3本目]
○MIKAMI
(48分50秒 逆片エビ固め)
●坂井

[2本目]
△MIKAMI
(4分53秒 両者リングアウト)
△坂井

[1本目]
●MIKAMI
(2分03秒 横入り式エビ固め)
○坂井
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