末續、“陸上競技者”としての進化

折山淑美

世界陸上向けトーク番組にも出演

TBSの新番組『世界陸上ついに大阪上陸〜秋吉&中井のWe Loveアスリート〜』は世界選手権で活躍を期待される選手を招いて、女優の秋吉久美子とキャスターの中井美穂がトークを繰り広げるもの。第3回以降も注目 【写真/陸上競技マガジン】

『陸上競技マガジン』(ベースボール・マガジン社)2月号、アジア大会金メダリストインタビュー企画で末續に話を聞いたのは昨年の12月27日。1月12日にTBSで放映した『世界陸上ついに大阪上陸』という番組収録の後だった。女優の秋吉久美子とキャスター中井美穂に囲まれてのトーク。
「何か会話になりましたね。秋吉さんもすごい勉強しているわけじゃないけど、ものの価値観とか、突き詰めるものの見方とか…。別に共通しているわけじゃないのに話しやすかったですね。自分たちで陸上競技を盛り上げたいという思いもあるし、こういう機会がこの後いろんな選手に回っていけば、それでいいと思うんです」
 同じ日、末續の後の収録が澤野大地だった。
彼もこう言う。
「ああいうところに呼ばれるというのは、成績も期待される場所にいるんだなと思いますね。そういう機会を使い、陸上競技や日本の棒高跳びを多くの人に知ってもらえるようになればいいと思いますね」
 年が明け、世界陸上大阪大会へ向ける動きは、本格的に始まりだした。

<了>

「陸マガ」2月号で金メダリスト5人のインタビューを掲載

※1月13日発売の陸上競技マガジン2月号では、大阪世界選手権で活躍が期待される日本選手を紹介する展望企画『Go for OSAKA 光り輝け、Jアスリーツ!』をスタート。その第1回として、昨年12月のアジア大会で200m2連覇を達成した末續慎吾(ミズノ)をはじめ、女子1万mの福士加代子(ワコール)、女子走幅跳の池田久美子(スズキ)、男子棒高跳の澤野大地(ニシ・スポーツ)、男子400mHの成迫健児(筑波大)ら、金メダリスト全5選手にインタビューし、大会を振り返ってもらうとともに、大阪世界選手権に向けての思いや具体的なトレーニングの方向性を語ってもらっている。
 このほか、大阪世界選手権に向けて497日ぶりにハードル練習を再開した為末大(APF)の公開練習や日本陸連強化合宿の模様を紹介。また、新春スペシャル企画『2007年日本陸上界展望』として、日本陸上界2007年シーズンの見どころを紹介している

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著者プロフィール

1953年1月26日長野県生まれ。神奈川大学工学部卒業後、『週刊プレイボーイ』『月刊プレイボーイ』『Number』『Sportiva』ほかで活躍中の「アマチュアスポーツ」専門ライター。著書『誰よりも遠くへ―原田雅彦と男達の熱き闘い―』(集英社)『高橋尚子 金メダルへの絆』(構成/日本文芸社)『船木和喜をK点まで運んだ3つの風』(学習研究社)『眠らないウサギ―井上康生の柔道一直線!』(創美社)『末続慎吾×高野進--栄光への助走 日本人でも世界と戦える! 』(集英社)『泳げ!北島ッ 金メダルまでの軌跡』(太田出版)ほか多数。

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