女子マラソン、野口欠場を受けて土佐・中村がメダルを狙う 

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アテネ五輪で5位入賞を果たした土佐礼子が、メダル獲得を狙う 【Photo:望月仁/アフロ】

 この日の始まりは、女子マラソン。アテネ五輪・金メダリストの野口みずきは、けがのため直前になって欠場を発表したが、土佐礼子、中村友梨香の2人が5大会連続メダルを狙う。
土佐の持ち味は、何といっても終盤の粘り強さ。高温の中、消耗戦になれば土佐のメダル獲得の可能性は高いだろう。また、22歳の中村にも期待。3月の名古屋国際では、初マラソンながらシドニー五輪金メダルの高橋尚子らを抑えて初優勝。後半の伸びやかな走りを、北京の舞台で発揮したい。しかし、アテネ五輪の銀メダリスト、キャサリン・ヌデレバ(ケニア)や、2007年世界選手権で2位となった地元・中国の周春秀らは、日本にとって怖い存在となりそうだ。

 女子レスリング63キロ級は、伊調馨の連覇なるか。アテネ金メダル、世界選手権は5連覇中と、世界大会で無敵の強さを誇り、順当にいけば金メダル獲得は確実だ。また、72キロ級の浜口京子にも注目。浜口のライバル筆頭は、誤審騒動を招いた因縁のズラデバ(ブルガリア)だ。屈辱を晴らすためにも、父・アニマル浜口氏ら大応援団のバックアップを受けて、悲願の金メダルを目指す。
 
 体操の種目別決勝では、エース冨田洋之があん馬、内村航平がゆかに出場。内村は、予選で優勝候補の中国全選手を上回る得点をマークしており、ミスなく演技できれば個人総合以上のメダルも夢ではない。冨田は、個人総合の雪辱を果たしたい。

 また、卓球の女子団体は悲願のメダル獲得なるか。16日に行われた3位決定予備戦2回戦では香港と対戦。ゲームカウント2−2でファイナルゲームに持ち込まれたが、第5ゲームで平野早矢香がストレート勝ち。3位決定戦進出を決めた。対戦相手は1次リーグで完敗した韓国だが、香港戦で見せた“粘る卓球”で、悲願の銅メダルを獲得したい。一方、男子団体も16日の準決勝でドイツに惜敗したため、3位決定予備戦に回ることとなった。この日、オーストリアと対戦する。
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