角界から転身の浜亮太が入団会見=全日本プロレス

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全日本プロレスに“超大型”新人の浜(右)が入団。武藤も期待を寄せる 【スポーツナビ】

 “超大型”新人が全日本プロレスに入団!

 全日本プロレスは14日、都内・事務所で会見を開き、「北勝嵐」のしこ名で活躍した元力士・浜亮太の入団を発表した。浜は94年に八角部屋に15歳で入門。95年に初土俵を踏み、頭でぶちかます突き押しを得意としていた。最高位は東幕下6枚目。今年の夏場所後に引退し、断髪式には横綱の白鵬も来たという。会見には全日本プロレス社長・武藤敬司も出席し、今後の予定や浜自身が意気込みを語った。

浜「吉江豊選手が目標」

会見では緊張を隠せなかった浜。武藤がフォローする場面も 【スポーツナビ】

「小学生のころからプロレスが好きでした」と語る浜は、夢を捨てきれずに「プロレスの基礎から学びたい」と全日本プロレスの門を叩いた。武藤は「おれは“デカフェチ”だから」と、身長176センチにして体重185キロという大型の新人に期待を寄せる。1日から練習生として入団しており、「コーチはカズ(・ハヤシ)で、大丈夫じゃないかってお墨付きをもらった」(武藤)ために今回の入団会見に至った。浜は「プロレスの練習はキツいです。相撲は瞬発力ですが、プロレスは持久力が必要。腹筋とランニングが特にキツいです」と語るが、武藤は「ガッツがある。プロレスを好きって気持ちだけじゃない」と精神的な強さを買っている。

 武藤といえば、曙を一人前のプロレスラーに育て上げた、いわゆる「武藤部屋」を構えており、その新人育成手腕には定評がある。そこで、デビューのめどを問われると「歳も歳だし(28歳)、ゆっくりはしていられない。まぁ彼の努力次第」と、期待を込めて浜に視線を送っていた。
「体重があるのに動ける吉江豊選手が目標です」と言う浜に、「そこはおれって言っておけばいいんだよ」と武藤が“会見のツボ”を伝授する一幕も。浜は恐縮した表情を浮かべつつも、その後「大きい体を生かした迫力あるプロレスを目指したい」と力強く宣言した。

 このままデビューすれば、体重185キロの最重量プロレスラーとなる浜亮太。いつの日か三冠ベルトを腰(!?)に巻けることを夢見て、いざプロレス界へはばたく。

全日本プロレスの台湾興行開催が決定

未来の三冠王者を目指す 【スポーツナビ】

 また、全日本プロレスが11月16日に台湾興行を開催することも併せて発表された。場所は台北ドームで、横浜アリーナをひと回り大きくしたような最新型ドームという。なお、台湾で爆発的な人気を誇り、武藤と親交の深い歌手ウー・パイも協力を予定している。会見で、全日本プロレスの内田取締役は「新しいマーケットとなることを期待している」と語った。
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