バレー全日本男子、勝利のキーワードは「迷いの払拭」
日本スタイルの模索
<図2>イラン戦先発メンバー 【スポーツナビ】
この試合では、越川選手、石島選手にレセプションを分担させることによって、本来この2人が出場する際のチームスタイル、攻撃的WS2枚のスタイル(超攻撃的布陣)を作り上げたのだと思います。レセプションを分担した彼らのスパイク決定率は、越川62.50%、石島48.15%と高い決定率を残し、チームもセットカウント3−1で勝利しました。この試合は日本の理想とするチームスタイルで戦い、そして結果が出た試合と言えるのではないでしょうか。
この2戦を振り返ってみますと、開幕前に提唱した勝敗の鍵を握る2枚のサイドアタッカーの活躍について、再度その考えを確認することができました。イタリア戦では越川選手、山本隆弘選手の活躍、イラン戦では、越川選手、石島選手の活躍により勝利に近づきました。
安定感のある戦いぶりを見せる越川 【坂本清】
アジア勢との連戦に臨む植田ジャパン 【坂本清】
<了>
※次回は6月5日(木)掲載予定。