来季の40代プレーヤーは「8人+3人」 見る者の心を動かす投打のベテラン
球界最年長投手の中日・岩瀬。歴代トップの950試合登板も視野に入る 【写真は共同】
岩瀬&井口の球界最年長コンビ
プロ野球最多の通算402セーブを誇る岩瀬は、2014年シーズン途中に左肘を痛め、翌年は実戦登板なし。今年4月に612日ぶりの復活登板を果たしたが、最終的に15試合で防御率6.10とふがいない成績で終えた。
昨オフに3億円から2億5000万円ダウンとなる年俸5000万円でサインし、今オフは現状維持で契約更改(金額は推定、以下同)。ここ数年、同僚のベテランたちが次々と現役を退く中、岩瀬にも“引退”の2文字がちらつくが、その豊富な経験は必ずやチームの役に立つはず。通算904試合登板は歴代3位につけているが、944試合登板の金田正一、そして949試合登板の米田哲也の日本記録を、是非とも塗り替えてもらいたいところだ。
もう一人の最年長選手、ロッテ・井口の勝負強さは健在だ 【写真は共同】
大台を目指す3人のバットマン
今季は不振にあえいだ楽天・松井稼。来季の巻き返しに期待だ 【写真は共同】
契約更改では年俸1億6000万円から球団史上最大の下げ幅の9000万円ダウンとなる7000万円でサイン。それでも現在、日米通算2683安打をマーク。あと3年、再びレギュラーとしてトップフォームを維持できれば、3000安打の大記録も見えてくる。
ロッテひと筋の巧打者・福浦。多くのファンが大台到達の瞬間を待っている 【写真は共同】
プロ24年目のシーズンとなる来季中の大記録達成へ燃えているが、そのためには少なくとも1軍フル帯同が条件になってくるだろう。
通算2000安打まであと39本の中日・荒木 【写真は共同】
来季は記録達成で弾みをつけ、走攻守で改めて存在感を見せてもらいたい。