岡崎「どこでスピードを上げるかが鍵」 キリンカップ ボスニア戦前日 選手談話

スポーツナビ

キリンカップ決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を翌日に控え、トレーニングを行った日本代表の選手たち 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は7日、市立吹田サッカースタジアムでキリンカップサッカー2016決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦に臨む。試合を翌日に控えた6日、選手たちがトレーニングを行い、メディア対応に応じた。

 7−2と大勝した3日のブルガリア戦で先制点を挙げた岡崎慎司は、決勝に向けて「パスをゆっくりつなぐだけでは崩せないので、どこでスピードを上げるかが鍵になる」と見解を語った。宇佐美貴史はボスニアについて「上背はあるけど、スピードはあまりない感じなので、こっちが連動性を生かしていければ崩すことはできる」と語っており、攻略に自信をのぞかせた。

岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)

ボスニア戦について、「どこでスピードを上げるかがカギになる」と見解を語った岡崎(中央) 【スポーツナビ】

「足元だけでは崩し切れない」

 相手はかなり引いてくる形も持っていると思います。セルビアやベラルーシみたいなイメージかなと。攻撃もいいものを持っている選手がいるので、ある程度は来ると思うけれど、自分たちがボールを保持して仕掛けていかないといけないと思います。ただ、パスをゆっくりつなぐだけでは崩せないので、どこでスピードを上げるかが鍵になると思います。足元だけでは崩し切れないので、自分もそこはしっかり狙っていきたい。

(チームメートのジェイミー・バーディーがアーセナルに移籍するようだが?)今年も残ってくれたらいい戦いができると思ったけれど、サッカー選手としての選択は人それぞれですから。もちろん、いろいろな選手が出ていけば(来季は)厳しいシーズンになるけれど。バーディーは一瞬のスピードがあるし、(アーセナルには)ボールの出し手はたくさんいるので、すぐに順応できると思います。

(最近、試合で心掛けていることは?)ただ前線で身体を張るだけではなくて、たまにトップ下やサイドの選手と流れの中でポジションチェンジをすることです。そこは状況に応じてです。

(プレーの引き出しが増えた?)マインツではワントップだったし、シュツットガルトではサイドもやりました。今はトップ下だし、全部をやった結果、自分はどのタイプでもないことが分かった。ワントップらしいワントップでもないし、セカンドトップらしいセカンドトップでもない。自分はどのスタイルでもなじめるので、つかみづらい選手にはなれると思います。ワントップを任されたときに自分らしいプレーをして結果を出せれば、監督からも周りからも認められる。それはレスターにいて学んだことですね。

西川周作(浦和レッズ)

ボスニアとの決勝に向けて、「チームのために自分の力をどう出していくのか、イメージしていきながらやりたい」と語った西川。スタメン出場はあるか 【スポーツナビ】

「大事なのはこれから」

(川島が帰ってきて、監督は「GKのファーストチョイスは決めていない」と言っていたが)常に刺激を受けながら代表でトレーニングできますね。(川島はチームがなかなか決まらないなど)自分が経験していないことをしていますし、ワールドカップにも2回出ていますし、一緒に練習していても「自分ももっとうまくなりたい」と純粋に思います。

(川島が招集されなかった)2次予選で失点をゼロにするという目標はあったので、それをクリアすることでひとつ自信になりましたけれど、大事なのはこれからだなという感じでもあります。最終予選でもこのチームで続けていければ、自分が今まで見えなかった世界が見えてくると思います。そのためにも明日の試合は決勝でもあるし、チームのために自分の力をどう出していくのか、イメージしていきながらやりたいと思います。

宇佐美貴史(ガンバ大阪)

宇佐美は「こっちが連動性を生かしていければ崩すことはできる」と自信をのぞかせた 【スポーツナビ】

「連動性を生かしていければ崩すことはできる」

(ボスニアについては)この間の試合(デンマーク戦)でも前後半で全然クオリティーが違っていた。未知数というか、監督も言っていましたけど、やるときとやらないときの差が激しいみたいですけど、気を抜くことはできない。それでも自分たちのクオリティーをしっかり出して、自信をもってやっていければ大丈夫だと思います。(ボスニアの映像は)見ました。上背はあるけど、スピードはあまりない感じなので、こっちが連動性を生かしていければ崩すことはできると思います。

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