【アイスリボン】 世羅りさが優華を破り初防衛に成功 藤本つかさはさくらえみの遺恨に終止符
アイスリボンの10周年最大のビッグマッチ、横浜文化体育館大会が4日に開催された 【スポーツナビ】
2006年にさくらえみが立ち上げた同団体。10周年を迎えた今年、過去最大の会場となる横浜文化体育館で、ここまでの“到達点”を示すべく、全8試合で熱戦が繰り広げられ、過去最高動員となるファンは、各試合で選手たちに熱い声援を送った。
優華の世羅りさ対策は通じず
メインでベルトを争った王者・世羅(左)と挑戦者・優華 【スポーツナビ】
アイスリボン過去最大のビッグマッチで、メインを務めたのはキャリア3年半の世羅と2年半の優華。すでに団体の中でもエースの座を射止めつつある世羅に対し、「横浜文体のメインに立つ」と言い続け“言霊”をかなえた優華。試合前から、世羅を「大っ嫌い」と過剰に意識して対抗心をむき出す優華は、試合開始から一気に勝利を狙う。過去に世羅から初フォールを奪ったスクールガール(丸め込んでからブリッジの形で押さえ込む)を連発し、「世羅りさ対策」の秘策を見せる。しかし、これは王者の意地で、簡単にフォールを取らせない。
世羅が3カウントを奪い初防衛に成功 【スポーツナビ】
さらにリングに戻ってもダイビング・エンジェル・サンダー(ボディープレス的な形でのエルボー・ドロップ)を決め、世羅を追い込む。しかし、世羅は優華をエルボー合戦から逆エビ固めに捕らえ、その後に1発目のダイビングダブルニードロップを優華の背中に食らわす。これで3カウントは奪えなかったが、優華は大ダメージを受ける。その後、世羅がハリケーン・ドライバーやセラリズムバスター(スイング式サイドバスター)などの大技を繰り出していくと、最後は再びコーナートップからのダイビングダブルニードロップを完璧に決め、粘る優華を破り激闘に終止符を打った。
藤本つかさが次期挑戦者に名乗り
再戦を約束した優華と世羅 【スポーツナビ】
次期挑戦者に名乗りを上げた藤本 【スポーツナビ】
そして最後は世羅が「また文体で大会を開くぞ! プロレスでハッピー」とコールし、会場のファンが「アイスリボン」と応えて、大会を終えた。
無事にツイッターはフォローされる
「見据えるべきまだ先がある」と語る世羅 【スポーツナビ】
世羅については「やっぱり戦っていて楽しい」と話す優華 【スポーツナビ】
ただ、「これは内緒ですけど」と前置きした上で「『世羅りさは嫌い』と言っているけど、本当は、嫌い嫌いは好きですよ。戦っていて、世羅りさとは本当に合うし、本当に綺麗だと思うし、むかつくけど、やっぱり戦っていて楽しいし。自分を見てくれていなくても、勝手に一緒に切磋琢磨しているイメージがあって、勝手にライバルになっているイメージだと思います」と世羅を認めている。
また会見場で一緒になった2人だが、優華が「あと1日でいいので、ツイッターをフォローして下さい」と世羅にお願いをすると、世羅は笑顔で「いいよ」と応え、無事にその後、世羅は優華のアカウントをフォローしたようだ。