“松坂二世”高田萌生が誓う本家超え 強打の東海大甲府打線も脱帽の投球を披露
後半「腕が振れて」9回に146キロ
“松坂二世”の評判どおりのピッチングで強打の東海大甲府打線を1点に抑えた 【写真は共同】
「試合が進むにつれて、腕が振れてきました。5回のインターバルで、先生(長澤宏行監督)に”しっかり野球をしろ!”とカツを入れられたのが効いた(笑)。投球というより、フィールディングのミスだったり、バントできなかったり……怖かったです(笑)。バックが3併殺としっかり守ってくれたのも大きいですね。スピードというより、相手が打とう打とうとしているときにはタイミングを外し、スライダー中心に行きました。150キロ? 出れば一番いいですが、まず勝てたことが大きい」
中盤以降のキレが増したスライダー
東海大甲府高・村中秀人監督も、脱帽する。
「高田君から連打は期待できません。また、とらえるなら立ち上がり。だから序盤は慎重にバントで進めたかったんですが、それがうまく機能しなかった。そうするうちに、それほど良くなかった球のキレが、中盤から後半に増してきました。甘い変化球を打とう、と指示しましたが、スライダーがキレていたんでしょうね」