ドゥラメンテの超一流風格はミルリーフ級 奥野庸介のドバイWCデー展望
ドバイシーマクラシック ここでも負けられない
凱旋門賞へ向け、ドゥラメンテここでも負けられない! 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
そのライバルは昨年のキングジョージを境にメキメキ、力をつけてきた英国のポストポンド。厩舎の移籍騒動で凱旋門賞、ブリーダーズCともに回避したが、ドバイ初戦のドバイシティオブゴールド(芝2410m)では仏4歳馬ダリヤンに3馬身差をつけて貫禄を示した。
この2頭に続くのは日本のワンアンドオンリーとラストインパクト、それに欧州のハイランドリールとダリヤンの4頭か。
昨年3着したワンアンドオンリーは、この走路が合っている。ダービー以降は期待に応えられずにいるが、有馬記念はゴールドアクターから約3馬身差。ここをきっかけに復活への道を歩むか。
ジャパンC(ショウナンパンドラの2着)で見せ場をつくったラストインパクトはJ.モレイラ騎手を配して気合いを入れる。左回りでこの距離なら……。
レーティングで2強と肩を並べるハイランドリールは昨夏の米国でセクレタリアトS、年末に香港ヴァーズを制したグローヴトロッター(世界を股にかけて活躍する馬)。環境の変化に強く、タフなところがセールスポイント。競馬ぶりは安定しており、ここでも大崩れはないだろう。
ダリヤンは強敵相手では一歩引くが、ひと叩きされた上積みとC.スミヨン騎乗で上位争いに食い込む余地を残す。
◎ドゥラメンテ
〇ポストポンド
☆ワンアンドオンリー
△ラストインパクト
△ハイランドリール
△ダリヤン