フロリダで並ぶ背番号「51」と「25」 キャンプで際立つイチローとボンズの存在
キャンプで対面したイチロー(右)とボンズ 【Getty Images】
「51」と「25」。
2000年代のメジャーリーグを知っている人なら、衝撃的な2ショットだ。キャンプ序盤、2人が並んで立っていると背中でシャッターの音が鳴り響いた。
そんなボンズのことをイチローは、「同じユニホーム着るなんて、立場が違うとはいえ考えられないこと」と驚きをにじませ、今なお際立つボンズの存在感をこう表現した。
「それはやっぱね、残してきたものが違い過ぎる。でも、僕以外のチームメートと、僕は違う気持ちでいるかもしれない」
“違う気持ち”というのは、ボンズの全盛期を選手として接してきたイチローと、ファンとして見てきた若い選手では、感じ方に違いあるのでは、ということのようだが、チームメートからはこんな視線を感じるそうだ。
「(2人が)どうやって接するんだろうって、周りのみんながそこに興味がある」
誰もが認めるスーパースター2人。もちろんボンズには依然ダーティなイメージがつきまとうものの、20代の選手らにとっては憧れの2人の絡みに心躍らせる。
そんな一方、ボンズはどうイチローを見ているのか。キャンプが始まってすぐ、彼は所用でサンフランシスコに戻った。葬儀に出ていたとのことだが、帰って来た初日に取材を試みた。
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