羽生を追う“第2集団”の争いに注目 フィギュア四大陸選手権男女見どころ
300点超えの可能性は!?
優勝争いは4選手が中心
宇野はシニアデビューした今季、GPファイナルで銅メダルを獲得するなど一躍トップスケーターの仲間入りを果たした。年末の全日本選手権でも2位に入り、初めて世界選手権の代表にも選ばれている。宇野にとって四大陸選手権は雪辱の舞台。前回大会はSPで2位と好スタートを切りながら、フリースケーティング(FS)でミスが出て5位に終わった。「去年は悔しい思いをしました。今年はその悔しさを晴らしたい」と、本人も意気込んでいる。
3年連続の出場となる無良も、今大会に懸ける思いは強いはずだ。今季序盤はケガの影響もあり、スケートアメリカで10位と精彩を欠いた。NHK杯と全日本選手権では3位に入ったものの、2枠しかなかった世界選手権の出場権は逃してしまった。しかし、シーズン開幕前に取り組んだスケーティングの強化が実を結びつつあり、全日本選手権では合計263.46点をマークするなど勢いを取り戻している。
羽生が押し上げたと言っても過言ではない現在の高得点化は、シーズン終盤に向けてますます加速していくことだろう。男子シングルは優勝争いと同時に、どこまで得点が伸びるかにも注目していきたい。