【全日本プロレス】 平成生まれの宮原が史上最年少三冠王者 中島がGAORA王座V2に成功
宮原が20分超える熱戦制す
宮原健斗が平成生まれ史上最年少三冠王者に戴冠 【横田修平】
メインイベントの三冠ヘビー級王座決定戦では、宮原健斗がゼウスを破り王座初戴冠。平成生まれの宮原が、26歳11カ月で史上最年少戴冠記録を更新した。
当初、同大会では、前三冠王者であった諏訪魔に宮原が挑戦する予定であったが、諏訪魔が右アキレス腱完全断裂により王座を返上。諏訪魔からピンフォールを奪っていた宮原、ゼウスで決定戦を行う運びとなった。
ゴングが鳴っても両者すぐには動かず。ゼウスは場外で宮原をイスに座らせてランニング攻撃を狙うが、宮原がキックで迎撃し、鉄柵めがけて投げ捨てる。すると、ゼウスも宮原の顔面を鉄柱に打ちつけ、先ほどのお返しとばかりに、鉄柵めがけての急所攻撃。10分過ぎにはゼウスがサソリ固め、ナックル、チョークスラムからラリアットで1回転させ、必殺のジャックハマーを狙うも、宮原はジャーマンで切り返すと、ハイキック、ヒザ蹴り、ランニングニーとたたみかけ、なおもこらえるゼウスをシャットダウン式ジャーマンスープレッックスで仕留めた。
宮原「オレらの世代で新しい輝きを」
試合後は新取締役・大森隆男が挑戦を表明 【横田修平】
「小さいころからの夢だった三冠ベルトをつかむことができた。このベルトが、この時、このタイミングで手元にあることは、自分なりの宿命。その宿命と戦って、絶対勝って、もっとこのベルトが似合う男になります」と誓った宮原は、「全日本は伝統のある団体。だけど、その昔の輝きを取り戻すのではなく、オレらの世代で新しい輝きを作っていきます」と、世代闘争を制し、自分たちで全日本に風を起こすと訴えた。