有馬記念・想定オッズ付き出走馬一覧 ゴールドシップ、ラストランでの人気は…

競馬専門紙「優馬」
 ゴールドシップがいよいよラストラン。年度代表馬を狙うラブリーデイ、もう一度「まつり」を響かせたいキタサンブラック、JCで金星を挙げたショウナンパンドラが揃い、2015年の競馬もクライマックスへ。そんな有馬記念の出走予定馬を、想定騎手、想定単勝オッズ付きでご紹介します。

新たなる船出を前に有終の美を飾れるか ゴールドシップ

有馬記念のレース後には引退式も行われるゴールドシップ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

 数多くの競馬ファンの記憶に残るレースを繰り広げてきたゴールドシップも、この有馬記念で見納め。ジャパンカップでは懸念されたゲートもスムーズにこなし、4角では見せ場も作って、10着ながら勝ち馬からは0.4秒差。かつての主戦、内田博を迎えてグランプリホースへ返り咲きたい。

 ラブリーデイはジャパンカップで3着。早目に抜け出すスタイルから、目標にされてしまうのは致し方ないところ。中山といえば、今年最初の金杯をレコード勝ちした舞台。最初と最後を締めくくり、年度代表馬をグッと引き寄せたい。

 距離不安説を一蹴して菊花賞を制覇したキタサンブラックは関西馬ながら関東遠征はお手の物。古馬撃破も決して不可能ではないはず。年末を彩るグランプリ、もう一度、サブちゃんは「まつり」を歌えるのだろうか?

 勿論、ジャパンカップで男馬を倒してみせたショウナンパンドラもいる。同じ中山で行われたオールカマーも勝っているし、大舞台に強い鞍上を背に再び大仕事をやってのけても不思議ではない。

 アルゼンチン共和国杯を勝ったゴールドアクター、ステイヤーズSを圧勝してきたアルバート、牝馬ではエリザベス女王杯を勝ったマリアライトや3歳牝馬のルージュバック。更にはジャパンカップで2着に好走したラストインパクトなど、グランプリに相応しい役者は揃った。

第60回GI有馬記念出走馬一覧(想定騎手・オッズ)

2015年12月27日(日)15時25分発走予定
中山競馬場 芝2500m 1着賞金:2億5000万円

■ゴールドシップ 内田博 4.0(1)
〔13.3.2.9〕牡6 (栗)須貝尚介
エピソードに事欠かないGI6勝馬。引退レースの鞍上には内田博騎手が復帰。

■ショウナンパンドラ 池添 4.3(2)
〔5.4.1.6〕牝4 (栗)高野友和
前走ジャパンカップでは力強い末脚で牡馬強豪を撃破しGI2勝目をあげた。

■ラブリーデイ 川田 5.3(3)
〔9.3.2.12〕牡5 (栗)池江泰寿
今年に入って覚醒しGI2つを含む重賞を6勝。前走ジャパンCでは僅差の3着。

■キタサンブラック 横山典 10.7(4)
〔5.0.1.1〕牡3 (栗)清水久詞
前走菊花賞では距離を克服して優勝し、北島三郎オーナーに初GIをプレゼント。

■サウンズオブアース Mデムーロ 12.3(5)
〔2.5.1.6〕牡4 (栗)藤岡健一
昨年の菊花賞2着馬。前走のジャパンカップは上位に争いに加わるも5着。

■ゴールドアクター 吉田隼 15.1(6)
〔6.2.1.3〕牡4 (美)中川公成
3連勝でアルゼンチン共和国杯を優勝。父スクリーンヒーローは今年ブレイク。

■リアファル ルメール 15.7(7)
〔4.2.2.1〕牡3 (栗)音無秀孝
神戸新聞杯を優勝し菊花賞で3着。同じく出走予定のマリアライトは半姉。

■ラストインパクト 菱田 16.7(8)
〔7.3.4.10〕牡5 (栗)松田博資
ジャパンCでは内をすくって2着に好走。ムーア騎乗停止で鞍上は菱田に戻る。

■ルージュバック 戸崎圭 17.4(9)
〔3.1.0.2〕牝3 (美)大竹正博
今年のオークス2着馬。休養明けの前走エリザベス女王杯は追い込んで4着。

■アルバート アッゼニ 18.2(10)
〔6.1.2.7〕牡4 (美)堀宣行
4連勝中の上がり馬。前走ステイヤーズSでは2着に5馬身差をつけて圧勝。

■マリアライト 蛯名 29.6(11)
〔5.1.4.3〕牝4 (美)久保田貴士
並み居る強豪牝馬を退けてエリザベス女王杯を優勝。重賞初制覇がGI。

■アドマイヤデウス 岩田 47.1(12)
〔5.1.2.5〕牡4 (栗)橋田満
天皇賞秋、JCはいずれも二桁着順。有馬記念と同コースの日経賞を勝っている。

■ワンアンドオンリー 浜中 55.2(13)
〔4.3.1.10〕牡4 (栗)橋口弘次郎
昨年のダービー馬だが今年は勝ち星なし。前走ジャパンCでは0.3秒差の7着。

■トーセンレーヴ (騎手未定) 57.1(14)
〔8.0.4.12〕牡7 (栗)池江泰寿
アンドロメダS、そして先週のディセンバーSを連勝。出走するなら連闘。

■ヒットザターゲット 小牧 100.0(15)
〔9.3.2.29〕牡7 (栗)加藤敬二
稀に激走して穴を開ける癖馬。今年は目黒記念を優勝し、札幌記念で2着。

■オーシャンブルー (騎手未定) 320.0(16)
〔7.2.0.20〕牡7 (栗)池江泰寿
3年前の2着馬。長らく不振で2年近く勝ち星から遠ざかっている。


以下は除外対象馬。

■ダービーフィズ 田辺
〔5.4.3.16〕牡5 (美)小島太
7月の函館記念で優勝。叔父に2001年の当レース勝ち馬マンハッタンカフェ。

■ペルーサ (騎手未定)
〔5.3.1.18〕牡8 (美)藤沢和雄
8月の札幌日経オープンを逃げ切って約5年3ヶ月ぶりの勝利をあげた。

■サトノノブレス 和田
〔4.4.3.10〕牡5 (栗)池江泰寿
一昨年の菊花賞2着馬。今秋は休養明けを3戦して10着、4着、3着と徐々に復調。

■マイネルフロスト (騎手未定)
〔4.0.1.13〕牡4 (美)高木登
昨年のダービー3着馬。今春はシンガポールのGIレースに出走し4着に入った。


※順に馬名、想定騎手、想定単勝オッズ(人気)、戦績、性齢、厩舎、寸評。
※出走可能な特別登録馬を想定単勝オッズ上位順に掲載しています。
※想定騎手は変更になる場合があります。
※想定オッズは優馬独自の基準で算出しています。
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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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