「ショートでレギュラーを取るのが理想」 ロッテ入団の平沢大河インタビュー
ロッテ入団への意気込みを語った平沢 【写真:BBM】
生まれも育ちも宮城県。ドラフトでは地元球団の東北楽天も名乗りを挙げていたが、クジ引きの末に千葉ロッテに加わることとなった。ファンの前で入団のあいさつを終え、すでに気持ちはチームの一員となっている。
──新人入団発表に参加して、プロになった実感が高まったのでは?
実際にファンの方々の前に立ち、歓声がすごくて、すごい球団に入ったんだとあらためて思いましたね。緊張は特にしませんでしたが、応援を聞くのは初めてだったので興奮しました。
──ロッテのユニホームがよく似合っていると感じました。
タテジマのユニホームを着たのはこれまで侍ジャパンだけだったのですが、実際にロッテのユニホームを着て鏡の前に立ってみると、「悪くないな」と思いました(笑)。早く見慣れてもらえればいいですね。
初めて着けた番号なのですごく新鮮です。特に自分から選んだわけではなく、球団の方に「13だ」と伝えられました。日本球界ではあまりイメージはありませんが、メジャーリーグではアレックス・ロドリゲス選手(ヤンキース)が印象的です。期待をしていただいていると思うので、それに応えられるようにしたいです。
──本音として、欲しかった番号があるのでは?
いや、特に背番号は気にしていません。プレーがすべてだと思うので、プレーで存在感を示していければいいですね。
──伊東勤監督の印象は?
ドラフト後の指名あいさつでお会いしたときはすごく威圧感というか、怖そうな雰囲気があったんですけど、話してみるととても優しい方でした。オンとオフというか、スイッチの切り替えをきちんとされているように感じました。
──どんな言葉を掛けられましたか?
「練習してるか?」というくらいですね。練習は今もほぼ毎日やっています。特に休みたい気持ちはありません。練習をしないと入ってから苦労すると思います。最初の印象はすごく大きいと思うので、しっかりスタートダッシュしたいです。
──弟さんは熱心なロッテファンということですが。
(入団を)結構、喜んでますね。入団発表にも来ていたのですが、球団の方におもてなしをしていただいて浮かれていますね(笑)。
──弟さんのお気に入りの選手は?
荻野貴司選手が好きです。球団の方もそれを知っていて、バットなどをいただいていましたね。弟は「しめしめ」という感じかもしれません(笑)。
──平沢選手自身は、ロッテというチームはどのようなイメージですか?
ファンの声援が熱く、12球団でもトップの応援だと思います。球場(QVCマリンフィールド)も風が強くて独特。グラウンドも広く、外野フェンスも高かったので、ホームランはあまり出ない球場だと思うのですが、その分、単打や長打を積み重ねていきたいですね。