「ショートでレギュラーを取るのが理想」 ロッテ入団の平沢大河インタビュー

週刊ベースボールONLINE

「成長する1年にしていきたい」

今夏の甲子園では3本塁打をマークし、攻守走で活躍 【写真:BBM】

 常に最高峰の舞台でプレーしてきたものの、意外にもチームで頂点に立つことは少なかった。パ・リーグ、12球団、そして世界のトップへ。果たせなかった夢はプロの世界でかなえるつもりだ。

──1月から新人合同自主トレがスタート。いよいよ本格的にプロとしての生活が始まります。

 今は期待のほうが大きいです。自分がどれだけやれるのかというのもありますし、初めての寮生活ということもあります。寮見学をさせてもらい、すごく施設が整っていていい環境で練習できると思いました。

──ロッテの寮のごはんはとても多いですが……。

 その見学のときに実際に食べさせてもらいました。多かったですけど、その分おいしかったので、ちゃんとハシは進みましたよ。食は特別太いほうではないですが、体を大きくしないといけないのでちゃんと食べます。

──それは安心ですね。それでは、来季はどんな1年にしたいですか?

 まずは周りの先輩方からいろいろなものを吸収して成長する1年にしていきたいですね。できれば早く1軍で出場したいとは思っているのですが、今のところは開幕1軍を目指して頑張ります。

U−18ワールドカップでは念願の日本代表も、準優勝で悔しさを味わった 【写真:BBM】

──将来に目指す選手像は?

 チームの顔となれる選手です。個人的には、侍ジャパンに選ばれて、世界一を目指していきたい。今年のU−18ワールドカップで準優勝に終わった悔しさもありますし、プロ野球をやっている以上は高いところを目指してやっていきたいです。

──ちなみに、プレミア12は……?

 見ていました。あと一歩というところで敗れてしまったので残念ですが、あの試合が日本の現状だと思います。僕の場合もあと一歩というところだったので、そういった部分をしっかり詰めていかないといけないですね。

──今夏の甲子園でも決勝で敗戦。一番上に立ちたいという思いが強い?

 そうですね。高校で一番に立ったのは2014年秋の神宮大会だけ。もっと喜びを味わいたいとすごく思います。プロでもリーグ優勝、日本一になり、侍ジャパンに選ばれればいいですね。早い時期から選ばれたいですし、難しいですけど、17年のWBC、20年の東京五輪を目指していきたいです。高校侍ジャパンに選ばれたときは初めての日本代表で、すごくうれしかったです。

──ファンに向けてメッセージをお願いします。

 すごく期待していただいていると思うので、喜んでもらえるプレーができるように、1日でも早く1軍に上がって活躍できるように頑張ります。甲子園でのバッティングで印象を残せたと思いますから、まずは打撃を見てもらいたいですね。

プロフィール

平沢大河 【写真:BBM】

 1997年12月24日生まれ。宮城県出身。176センチ、76キロ。右投左打。小学1年時に塩竈ドラゴンズで野球を始め遊撃手兼投手。高崎中時代は七ケ浜シニアに在籍して、2年夏に全国大会出場。仙台育英高では1年秋からベンチ入りし、遊撃手のレギュラー。3年春のセンバツに出場し、夏は3本塁打を放って準優勝に貢献。高校通算22本塁打。U−18ワールドカップでは遊撃手として銀メダル獲得。今秋ドラフトでロッテ、楽天から1位指名され、クジ引きでロッテに入団。

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