「ショートでレギュラーを取るのが理想」 ロッテ入団の平沢大河インタビュー
「周りというよりはまず自分」
新人入団発表ではファンに囲まれた。平沢は前列左から2人目 【写真:BBM】
──今夏には高校侍ジャパンの一員としてU−18ワールドカップに参加し、トップクラスでプレーをしました。その中で自分の武器はどこだと感じましたか?
秀でているところはないですけど、全体的に引けはとっていないと感じました。総合的に劣っているところはないと思ったので、そこは自信になりました。
──走攻守の3拍子そろっているところが一つの売りになると思います。
そうですね。バランス良くというところが長所だと思うので、もっとすべてにおいて成長したいです。
──ソフトバンクの上林誠知選手は仙台育英高の2年先輩。上林選手は今年1軍デビューし、15試合の出場ながら打率3割1分8厘を残しました。
比較するわけではなく、まずは自分が意識を高く持ってプレーすれば、チャンスがあるんじゃないかと思っています。ただ、先輩が活躍していることにはすごく刺激を受けますし、いつか対戦できればいいですね。
──同学年の選手も多くプロに進みますが、特に意識する選手は?
周りというよりはまず自分がという感じなので、自分がしっかりやらないといけません。でも、(佐藤)世那(仙台育英高→オリックス6位入団)は同じパ・リーグですし、1軍の舞台で対戦してみたい気持ちはあります。
競争がより激しくなったと思います。その厳しさに遅れずに、積極的にアピールしていくことが大事になると思いますね。
──こだわりがあるのはショート?
どこでもやる覚悟は持っていますが、ショートをやってきているので、ショートでレギュラーを取るのが理想です。
──平沢選手にとってショートとは?
ずっと就いてきたところで、すごく守りやすい。肩の強さや守備範囲など、求められるものは高いところですが、やりがいを持てるポジションだと考えています。
──球団の方には「(ショートのレギュラーの)鈴木大地選手と切磋琢磨してほしい」と発破をかけられていました。鈴木選手のイメージは?
キャプテンを務められていますし、人間性も優れていると聞いています。チームを引っ張っていく力のある方なのだと思います。僕も高校のときは1年生キャプテンをやっていて、今年も副キャプテンをやっていましたが、そういった部分も見習っていきたいです。