【全日本】諏訪魔&宮原組が優勝も直後に分裂 ゼウス&ボディガーが地元大阪で大奮闘
「2015 世界最強タッグ決定リーグ戦」は、最終公式戦の結果、勝ち点8で並んだ諏訪魔、宮原健斗組とゼウス、ボディガー組が優勝決定戦を実施。最後にしてついに絆の結びつきが見られた諏訪魔、宮原組が初優勝を決めるも、直後に分裂。新たな勢力図が発生した。
宮原、諏訪魔との好連係で優勝を決める
そのわずか5分後に、同じ顔合わせで行われた優勝決定戦では、前の試合のダメージでボロボロの宮原にあえて先発を託すと、宮原も短期決戦を狙うビッグガンズの猛攻を耐え抜き、諏訪魔に信頼のタッチ。宮原が再びダブルインパクトに見舞われるピンチを諏訪魔のカットで切り抜ける好連係を受け、宮原もゼウスに雪崩式ブレーンバスター。諏訪魔がゼウスをラリアット、ラストライドで戦闘不能にし、ゲキを飛ばすと、宮原もシャットダウン式ジャーマンスープレックスでフィニッシュ。先ほどの借りを返し、初優勝を決めた。
握手を求めた宮原に対し、諏訪魔は……
宮原は「来年からはオレら若い世代で全日本プロレスの新しい道を作っていきます」と決意表明。主力選手の離脱が相次いだ全日本マットを、若い力で再生していくと宣言した。
全日本退団の鼓太郎、青木との距離は埋まらず
先月末で全日本を退団し、今大会が全日本ラストマッチとなる鈴木鼓太郎は、青木篤志、佐藤光留と組んで、渕正信、金丸義信、ウルティモ・ドラゴンのベテラントリオと対戦。かつてアジアタッグ王座やGHCジュニアタッグ王座を巻いたパートナーであった青木の「最後に組むか、戦え」という要求を受け、急遽カード変更されたにも関わらず、鼓太郎と青木は互いにタッチを拒否。青木と佐藤の連係の流れで、ついに合体プレー実現かと思われた場面でも、鼓太郎はあえて味方の青木にミサイルキック。
試合は青木が渕を仕留めて勝利するも、鼓太郎が求める握手を、青木はバイバイと手を振って拒否。最後まで両者の距離は縮まらないままだった。
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