【RIZIN】山本アーセンがヒクソン息子と対戦「日本人として負けたくない」
山本郁榮氏はアーセンの「よさはひるまないこと」
山本一族vs.ヒクソン一族の構図となった、アーセンvs.クロンの試合が発表された 【長谷川亮】
会見にクロンは欠席となったが、アーセンの祖父でミュンヘン五輪に出場した山本郁榮、クロンの父であるヒクソン・グレイシーも出席。レスリング界の名門・山本ファミリーと、世界に柔術を広めたグレイシー一族の激突となるが、それぞれ見守る立場から、「アーセンのよさはひるまないこと。戦うことは山本一族のDNAです。試合は面白い、手に汗握るものになると思います」(郁榮)、「チャンピオン同士の試合、MMAの将来を担うニュージェネレーションの試合になるでしょう」(ヒクソン)と、この試合にエールを送った。
ヒクソン「(RIZINは)真の戦いに近づく」
PRIDEを生み出すきっかけを作った高田本部長(右)とヒクソンが固く握手 【長谷川亮】
かつてはその対戦でPRIDEを生み出すきっかけを作った高田本部長とヒクソンだが、この日は肩を並べて座り、終了後には笑顔を浮かべて固く握手。榊原信行実行委員長は「RIZIN」でヒクソンに何らかのポストを用意したいといい、1ラウンド5分・ポイントシステム・金網を採用する現行MMAには否定的なヒクソンも、リングを復活させる「RIZIN」を「真の戦いに近づく。現在のMMA業界では革新的」と評価する。
かつて“黒船”として来襲したグレイシー一族が、時を経てMMAの未来のため日本格闘技界と結託――そんな感慨めいた思いも抱かせる会見であった。
次ページより、会見出席者の主なコメント。