中村剛が“解放”した中田の重圧 侍ジャパン新打線に稲葉コーチも手応え
前日会見で明かした「4番・中村剛」
小久保監督の下では初めて4番を外れた中田。だが、4打数2安打1四球と結果を残した 【Getty Images】
小久保裕紀監督が初戦に先発出場するDHを含む10名の名前を挙げた。それはポジション順だった。「打順の並びについては、(前日)練習を見てから」。が、メディアは誰もが同じ事を気になっていた。思わず質問が飛んだ。
4番は――??
指揮官は「え、そんなに聞きたい? そんなに大事?」と苦笑い。ただ、それ以前に「中田(翔・北海道日本ハム)か中村(剛也・埼玉西武)」と明言しており、観念して「明日(5日の初戦)は中村で行きます」と言葉を継いだのだった。
結果を残せなかった中田
48打数7安打、打率1割4分6厘、本塁打1、打点3。
今回の代表チームには大阪桐蔭高の先輩でもある中村剛が、意外にも国際大会では初のトップ代表入りを果たしたことで、<4番争い>は注目の的となった。
「意識? 全然ないです。スイマセン(笑)。決められたところでやるだけ」(中村剛)
「こだわりはない。何番でもチームに貢献できればいい」(中田)
2人ともメディアに本音をぺらぺら喋るタイプではない。両選手の練習を見守った小久保監督は「しばらく試合間隔が空いていたけど状態はイイ。特に中田はシーズン中よりいい動きをしているんじゃないか」と声を弾ませた。
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