バスケ新リーグの階層分けが決定 1部は18クラブ、3地区制も導入
新リーグの階層分け発表会見に臨んだ(左から)大河理事、川淵理事長、境田理事 【写真提供:JPBL】
階層分けと地区制分けは以下の通り(★が本日所属を発表されたクラブ)。
■1部(18クラブ)
【東地区】
レバンガ北海道 ★
仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
リンク栃木ブレックス
千葉ジェッツ
トヨタ自動車アルバルク東京
【中地区】
日立サンロッカーズ東京 ★
東芝ブレイブサンダース神奈川
横浜ビー・コルセアーズ ★
新潟アルビレックスBB ★
富山グラウジーズ ★
浜松・東三河フェニックス
【西地区】
アイシンシーホース三河
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋
滋賀レイクスターズ ★
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
琉球ゴールデンキングス
■2部(18クラブ)
【東地区】
青森ワッツ
岩手ビッグブルズ ★
パスラボ山形ワイヴァンズ ★
福島ファイヤーボンズ
サイバーダインつくばロボッツ ★
群馬クレインサンダーズ ★
【中地区】
東京エクセレンス ★
アースフレンズ東京Z ★
信州ブレイブウォリアーズ ★
豊田通商ファイティングイーグルス名古屋
西宮ストークス ★
バンビシャス奈良
【西地区】
島根スサノオマジック ★
広島ドラゴンフライズ ★
高松ファイブアローズ
大分・愛媛ヒートデビルズ ★
熊本ヴォルターズ ★
レノヴァ鹿児島 ★
■3部(9クラブ)
埼玉ブロンコス ★
大塚商会アルファーズ
東京海上日動ビッグブルー ★
東京サンレーヴス ★
東京八王子トレインズ ★
金沢武士団 ★
アイシン・エィ・ダブリュ・アレイオンズ安城
豊田合成スコーピオンズ
ライジング福岡 ★
JPBLの川淵三郎理事長は、1部リーグのクラブ数を18にした理由について、「各クラブの1部に参入したいというハードルを越える努力が、かなり強力に行われたため」と説明。各クラブに対しては「これから先もしっかりそのエネルギーを継続しながら、魅力的なクラブづくりに邁進してほしい」と、さらなる成長を各クラブに求めた。
1部リーグを18クラブにした理由
[一般社団法人ジャパンプロフェッショナルバスケットボールリーグ]
川淵三郎(理事長)
大河正明(理事)
境田正樹(理事)
川淵 皆さんこんにちは。今日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。この1カ月間、1部・2部・3部をどのように分けていくか、相当精力的に動き回りました。各クラブも、何とか1部に入りたいという強い思いがあって、行政サイドを交えて相当な活動がありました。新リーグ開設にあたって各クラブが懸命に努力して下さったことに、心から感謝と御礼を申し上げたいと思います。最後の1カ月で大逆転をしたクラブもありました。この勢いが1部リーグに入るときだけでなく、むしろこれから先も、しっかりそのエネルギーを継続しながら、魅力的なクラブづくりに邁進してほしいと思っております。
残念ながら今回1部に入れなかったクラブに関しては、非常に心が痛む思いもありますけれど、今の情熱を持ち続けていただいて、ともかく地域に根差す、魅力あるチーム、みんなに愛されるクラブとして成長して、早い期にJ1に……J1じゃない(笑)、1部に上がってきてほしいと思います。各クラブの今持っているエネルギーが、どう継続していくか。それがこれからの各クラブの成長に関わっていきますし、新しいバスケットボールリーグの発展にもつながると思います。皆様のご支援を、心からお願い申し上げます。
FIBAからは初めに、日本のバスケの現状からすれば、大体14クラブくらいが一番いいという話がありました。14±2、つまり12から16の間でトップリーグを作ってほしいと言われたんです。この間の各クラブの1部に参入したいというハードルを越える努力が、かなり強力に行われたということで、1部は18クラブにしたいと思います。
アジアでは中国が20クラブです。韓国が10クラブで、オーストラリアは8クラブあります。日本の実力からいうと、かなりクラブ数は多いと思いますけれど、日本中で愛されるバスケットボールクラブが誕生するためには、それくらいの数が適当ではないかと思います。将来の活躍いかんでは、クラブ数を増やすこともあり得ると私自身は思っています。